スーツケースを手に札幌市内を歩く観光客ら。新千歳空港空港行きのバス停には長い列ができていた=11日、札幌市中央区 夏の観光シーズンを迎えた道内のホテルや旅館で宿泊予約が取りにくくなり、料金も急騰している。外国人観光客らが前年に比べて大きく増え、宿泊需要が新型コロナウイルス禍前の水準にほぼ戻ったことに加え、7月下旬から道内各地で全国高校総合体育大会(インターハイ)が開かれることが料金を押し上げている。予約サイトでは1室1泊10万円前後の料金を提示するビジネスホテルもある。 【動画】夏の風物詩花火 打ち上げの裏側 「1泊5万円でも予約は入る」。札幌・大通公園近くのビジネスホテルの支配人は高揚気味に話す。 このホテルは、コロナ禍に素泊まりで1泊1万円だった部屋の宿泊料金を大幅に値上げしたが、予約は絶えない。15日からの3連休もほぼ満室で、わずかに残る空室も同4万~6万円で強気に設定している。 札