蒼い環礁に墜落したUFOのようなこれ。 これはマーシャル諸島のルニットドームです。「広島原爆1.6個分の爆発を毎日×12年間行った」ぐらいの規模に相当するアメリカの核実験で出た8万5000立方メートル分の汚染物を爆心に埋め、コンクリートで固めた封印施設。 弾頭の核分裂性同位体のプルトニウム-239は半減期が2万4000年なのに、それを寿命100年のコンクリートで固めてあります。WHOによると「除染プランが固まるまでの仮施設」ってことらしいですけどね…。 英紙ザ・ガーディアンが最近訪れてみたら、ご覧のように周辺には汽水の水溜りができて、コンクリートには既にところどころヒビ割れが入っていました。米エネルギー省が2013年にまとめた報告書によれば、地下から放射性廃棄物が滲みだし、今やドームの中より外の土の方が汚染度は高いんだそうですよ? 最近は気象変動で津波や台風も起きてるし、あんなものがドーム