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ブックマーク / agora-web.jp (85)

  • 私的なことがらを記録しますが今週、紙の書類を大量に捨てました ― 藤沢数希

    正直に白状すると、筆者はクラウド・コンピューティングなるものを大変冷ややかな目でみていた。なぜならばクラウド(雲)となんとなく新しい名前がついているが、そんなものはJavaなんかが流行りだした10年以上も前に出てきたコンセプトで新しいことは何もないからだ。クラウド・コンピューティングというのは要するに「PCにアプリケーションをインストールして使うと、バグ修正やバージョンアップがあるといちいちすべてのPCでやらないといけないからメンテナンスが大変だし、データをいろんな場所で共有したい時とかもめんどくさいよね。だからどっかのサーバーに全部まとめて、クライアント側のウェブ・ブラウザなんかのインターフェイスでサーバー側のプログラムを動かせば楽ちんじゃない」というだけのことである。 そもそもコンピュータの歴史を見ると、IBMなんかの大きなメイン・フレームがデータの計算処理も保存もやって、その中央コン

    私的なことがらを記録しますが今週、紙の書類を大量に捨てました ― 藤沢数希
  • iPadで迷い悩むあなたに - 大西宏

    iPadがいよいよ日で発売されます。予想通り、ソフトバンクが販売権を手に入れました。今日から予約受付で、28日からの販売になります。もうさっそく予約に行列ができた店もあったそうです。そんなニュースに、もう、いてもたってもいられないという人もいらっしゃると思います。ただでさえ話題になっており、さらに先駆けて米国から入手した人の「体験」レポートを見聞きするにつけ、欲しい、なんとしてでも手に入れたいという気持ちが昂ぶってくるのも無理はありません。 どうしよう、どうせ買うなら早いほうがいい。触れてみたい。そんな思いに駆られ、すでに心は、どれにしようか。予算を考えると、WiFiだけがいいのか、やはり3Gは絶対必要か、容量はどれぐらい必要だろうか。そんな悩ましい状態に陥れば陥るほど、心のなかでiPadの存在が大きくなっていきます。 しかもおそらく、現在伝えられている生産のネック、パネルの生産が需要に

    iPadで迷い悩むあなたに - 大西宏
  • 凋落した日本の一人当たりのGDPと地方分権 ― 藤沢数希

    は少なくとも経済的には世界で最も豊かな国のうちの一つだった。一人当たりのGDP、つまり国民の平均所得は常に世界のトップクラスであった。しかし、それも昔の話のようである。失われた20年の間に一人当たりのGDPは毎年順位を落とし、現在では先進国の中で下の方になってしまっている。満員電車の通勤やうさぎ小屋と揶揄される住環境は世界から馬鹿にされ、GDPのような数値には現れない生活の豊かさは、他の諸外国に比べて劣るといわれてきた日だが、今やそのGDPさえも先進国の中では下の方になってしまったのである。名実ともに日は貧しくなったのだ。 下の図は購買力平価で見たドル建ての一人当たりのGDPである。人口が100万人以下の都市国家(ルクセンブルクやマカオなど)は除外してある。 出所:World Bankのウェブ・サイトより筆者作成 スイスやノルウェイなどは一人当たりGDPランキングでは常に最上位にく

    凋落した日本の一人当たりのGDPと地方分権 ― 藤沢数希
  • Google 人類史上最も重要なエネルギー企業になる(かも)- 渡部薫

    「米グーグル、エネルギー事業への格参入に向けて認可を申請」というニュースが池田信夫氏のTwitterから流れて来た。 昨年末に、2009年ウェブの最大のニュースはマーク・アンドリーセンとしたが、2010年ウェブの最初で最大のニュースはGoogleエネルギー企業になる、にしよう。 Google がエネルギー企業になる予感は、2006、2007年頃からあった。このころから格的に始まったクラウドコンピューティング化によって、Googleの事業戦略上最も重要なことは、検索技術開発でもなく、広告でもなく、AndroidでもChromeでもなく、エネルギーの確保になった。(※ Googleにとって技術開発は命であり引き続き最重要である) 有名な話では、Googleのデータセンター運営コストの7割くらいは電気代だということで、ここ数年Googleのデータセンターは電力発電所の近くか、電力を極力安く卸

    Google 人類史上最も重要なエネルギー企業になる(かも)- 渡部薫
  • 自民党は「保守主義」で再生せよ - 池田信夫

    総選挙は、民主党が308議席で圧勝しました。事前の各社の票読みで「300議席」という予測が出ていたけれど、「まさかそこまで」と思っていたので、きのうネットラジオ中継をしながら見ていて驚きました。「失われた20年」への不満が爆発した感じですね。国民が大きな変化を求めていることは明らかですが、それがどんな変化なのかはまだわかりません。むしろ私は、野党に転落した自民党が「保守主義」の原点に戻って出直すチャンスだと思います。 1955年に結成されたとき以来、自民党は共産主義に対抗して自由経済を守ることを使命としてきました。しかし冷戦後、自由経済の勝利によって思想的な核を失い、既得権を守ることが自己目的になってきました。国民はそういう自民党を支持したわけではないが、野党が分裂を繰り返したため救われてきました。そして「自民党をぶっ壊す」と主張した小泉純一郎氏が、自民党を延命しました。 このとき自民党

    自民党は「保守主義」で再生せよ - 池田信夫