二人の歌人(2) 平田豊 「本のある暮らし(20074)」 [ 文学・読書 ] 正確に言えば、彼は歌人ではありません。 もの書きともいえないでしょう。 高校生の頃短歌作りに没頭して歌人の前登志夫さんに認められるも 都会での生活への誘惑やみ難く入門の誘いを断って上京し、 さまざまな職を転々とした後、 HIVによって亡くなった人です。 関連図書は2冊あります。 「あと少し生きてみたい」は本人の手で完成しましたが 「それじゃあグッドバイ」は病状が進んだために口述筆記の形をとっており、 彼の死後出版されました。 短歌は高校生の頃作ったきり止めていたものを、 HIVを発症してから再開したのだそうです。 同性愛の性感染からHIVを発症した人を自業自得と言うのは簡単です。 私の中にも、性感染によるHIV患者を薬害エイズや母子感染の患者と 区
国内初の新型インフルエンザ発生が神戸市内で確認されて1カ月。神戸で、エイズウイルス(HIV)感染者の支援などに取り組む非政府組織(NGO)代表の繁内幸治さん(48)は、この間の社会の混乱に、22年前の光景を重ね合わせる。当時、日本人女性初のエイズ患者が神戸で確認され、地域はパニック状態になった。「病気の拡大を防ぐだけでなく、感染した人も生きづらくない社会をつくるため、今回を含めて二度の体験を生かしたい」。繁内さんはそう呼びかける。(溝田幸弘) 〈1987年1月17日、国は神戸市在住の女性をエイズ患者と認定した。異性間性交渉によるとみられる感染例は国内初で、マスコミは「複数の男性と性交渉があった」などと報道。兵庫県や神戸市への相談は1週間で8千件を超えた〉 「当時、一部の週刊誌は患者の写真や実名を掲載し、直後の葬儀にまで押しかけるなど、つるし上げの様相を呈した。街で酔客が『男性同性愛者を店に
もう4年前になるだろうか。 メモリアルキルトジャパン(エイズでお亡くなりになられた遺品で作ったキルトを大切に保管し、全国各地で展示している団体)の年次総会のゲストスピーカーとしてお話をさせて頂いたことがあります。 メモリアルキルトジャパン(MQJ)のメンバーの皆さんはよく知っている方がいらっしゃいますが、私が一番緊張してエイズの話をしたのが、この年次総会ではなかったかと思います。 なぜ、傍若無人に見える私が緊張したかというと、参加者20人位の総会の会場に、私の目の前のテーブルに、薬害エイズ訴訟大阪原告団初代団長赤瀬さんのキルトも置かれていたからです。 メモリアルキルトは、「人」なんです。だから、キルトの移動には、今でも郵便や宅配便は使いません。大切に人が持って全国を移動しています。 また、ホワイトキルトを前に、エイズの活動では大先輩の皆さんを前に、どう話をしたらいいのかと戸惑ったことを覚え
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
日本でエイズの感染・発症者が増えて2008年は過去最多となり、うち同性愛による割合が6割にも達したことが厚労省の調べで分かった。「ハッテン場」など交流の場が増えてきたことなどが原因らしい。が、対策の遅れも指摘され、さらなる拡大が懸念されている。 ハッテン場やSNS通じ感染拡大 同性愛によるエイズウイルス(HIV)感染やエイズ発症の割合が、伸びてきている。 厚労省のエイズ動向委員会の調べでは、感染・発症者は6年連続で増え、2008年は過去最多の1557人に。うち、同性間の性的接触によるケースは968人となり、全体の6割にも上った。ただし、この94%を男性が占めている。 エイズが増えた理由について、厚労省の疾病対策課では、男性の同性愛者を中心に、感染が一定の広がりをみせていることを指摘する。東京・新宿などのゲイバーやハッテン場、そしてSNSなどのネット上で、同性愛者同士の出会いが増えているから
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
インフルエンザのニュースが怖い。 患者の家の最寄り駅から中継とかどうかしてるよ。 年齢も別にいらんでしょ。 20歳代とかその程度のざっくりした区分で十分だし、 「他人との接触はなかった」なら行動をいちいちたどる必要はないし、 「旅行中にマスクをしていなかった」からなんだっての? 必要な情報はどうしたら防げるかでしょ。 感染したときどこにいけばいいかでしょ。 どこかの国で最初に感染した大学生は、回復してインタビューに答えていた。 そのニュースを報道した日本の番組は「差別などはないそうです」とコメントをつけた。 当たり前だ。そんなんで石投げる奴がおかしいんだよ。 患者の最寄り駅からの中継でマスク姿のレポーターが おどろおどろしいBGMと変な色の再現映像の最後を「冷静な対応を」という文句で締める。 意味わかんないよ。お前らが落ち着け。 煽りまくったその口でなんでぬけぬけとそんなセリフが言えるよ。
中国の女性やジェンダーに関するニュースを中心に紹介させていただきます。ときに日本の問題も取り上げます。 2024-03 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 中国では、HIV感染者の中で女性が占める比率が、ここ10年間で7.1%から35%に急増しました(1)。 エイズの感染、治療・サポートは、女性の地位の問題と深く関わっています(性的自律性、女性の性に対する偏見、経済力、暴力、医療・教育の保障、妊娠・出産、病人の介護などの面で)。ですから、中国でも、以下のようなHIVの女性感染者のネットワークが活動を始めています。 1.タンポポ女性感染者ネットワーク 2007年3月8日、「タンポポ女性感染者ネットワーク(のちに「タンポポ中国女性ネットワーク」などとも称する。蒲公英中国女性網絡、Dandelion:Associat
HIVに脆弱な変異を持つアフリカ人 アフリカ人の90%が持つ遺伝子変異によって、マラリアに対して耐性を持つとともに、HIVに対して脆弱になっているという:[Genetic Variation Increases HIV Risk In Africans (2008/07/16) on ScienceDaily] The gene that the research focused on encodes a binding protein found on the surface of cells, called Duffy Antigen Receptor for Chemokines (DARC). The variation of this gene, which is common in people of African descent, means that they do no
歯周病の病原菌が作り出す酪酸が、潜伏しているエイズウイルス(HIV)を活性化させエイズを発症させる恐れのあることを、日本大学の落合邦康教授=口腔(こうくう)細菌学=らが突き止めた。米国の医学系専門誌に3月に掲載されるという。【斎藤広子】 白血球の中の免疫細胞に潜伏しているHIVは、酵素の一種「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」によって増殖を抑えられている。HDACの働きが妨げられると、ウイルスが活性化し、発症につながることがわかってきた。 一方、歯周病菌は増殖の過程で酪酸を大量に作り出す。歯周病患者の歯と歯肉の間の溝からは、健康な人の約20~30倍の酪酸が検出される。落合教授と名古屋市立大学の岡本尚教授(細胞分子生物学)らは、酪酸がHDACの働きを妨げることに注目。HIVが潜伏している免疫細胞に、酪酸を含んだ歯周病菌の培養液を加えたところ、ウイルスが急激に増殖することを実験で確認し
Obesity, body image, and unsafe sex in men who have sex with men 本文(pdf) (html版) 2006年の論文。合衆国中西部都市圏の男性と性行為を持つ男性(以下MSM*1と表記。性志向の自認を用いなければid:torly:20070308#1173371265のケースのような場合でもややこしくなくて便利ね)316人を対象に行われた、現在の身体イメージ、身長、体重、HIV/AIDSのリスクのある性行動についての調査(自己申告式)を分析している。アメリカ社会における容姿にまつわる文化的圧力は強く、とりわけ肥満に対する風当たりは強い。その非難は恋愛や健康問題の文脈のみならず、人格の問題にまで踏み込む傾向を示す。同性愛男性のコミュニティにおいてもこれは例外ではなく、例えば身体イメージへの不満、拒食症の頻度はヘテロの男性を上回る(G
※注記: ※このエントリは、問題がなんらかの解決を見たというニュースが出るまで、随時更新したいと思います。 ※僕がチェックできるのは英字・日本語ウェブニュースのみで、現地のインドネシア語ニュースがチェックできないため、ここでカバーされている情報には止むを得ない限界・偏向があることに、ご注意下さい。 ※完全な素人の立場からの、自分の理解のための情報収集エントリです。よって、問題を分かり易く「解説」し「伝える」性質のエントリではない(誤りを含む可能性もある)ことを、ご了承ください。 ※12月15日(月)、可決延期が発表: インドネシア・パプア州「PWHマイクロチップ監視条例案」延期される(2008/12/16) ※2009年12月1日世界エイズデー マイクロチップ問題の波紋から約1年後、2009年第21回世界エイズデーに際したインドネシアのHIVエイズ問題の記事の中で、パプア州のマイクロチップ
もらってきたもので、大体想像が付いたかも知れないけど、昨日は「Living Together Lounge vol.48」に行ってきたのだ。まー、その前に、昨日までakta(新宿二丁目にある、HIV/エイズをはじめとした性感染症の情報センター)でやってた「Episode from OURDAYS」を見に。そしてBadiを買いに「ルミエール」にも(笑)昨日は一人じゃなくて彼女も一緒に行った。 「Episode from OURDAYS」は、一人のHIV陽性者の手記を感染年月によって心の移り変わりやそのとき思ったこと、などが何枚くらいだろう、10枚くらいで期間としてはHIV陽性と分かってから3~4年にわたるものだったと思う(詳しいことは忘れた)が、これはなかなかよかった。もともとG-menという、わたしは買ったことがないゲイ雑誌(Badiは「総合ゲイ雑誌」という感じだが、G-menはもうちょっ
(※12月7日追記:コラム「HIV感染の公表とパートナーへの告知」「母子感染」「第1回世界エイズ議会・決定抜粋」の訳を、末尾に追加しました。) 以下は、国連エイズ合同計画UNAIDSが2008年8月に発表した、 ”Criminalization of HIV transmission: Policy brief”(PDF)の訳。 この数年、世界では、HIVの故意による感染を有罪として法的責任を問う「HIV感染の犯罪化」が制度化しつつある。 2005年、欧米を中心に進みつつあるこの傾向に対し、UNAIDSやHIV陽性者ネットワークは、感染を処罰する法がしばしば過失や合意による関係にまで広汎に適用されていること、こうした厳罰化がHIV予防・治療の進歩を妨げる危険があることを指摘し、警鐘を鳴らしている。 HIV感染の犯罪化が進む欧州諸国:HIV陽性者ネットワークが警告−グローバル・エイズ・アップ
2005年08月12日21:25 カテゴリ欧州人権 HIV感染の犯罪化が進む欧州諸国:HIV陽性者ネットワークが警告 世界HIV陽性者ネットワーク欧州支部(GNP+ Europe) the Global Network of People living with HIV/AIDS Europe および英国のNGOであるテレンス・ヒギンズ・トラスト Terrence Higgins Trustは、ヨーロッパにおけるHIV感染の犯罪化に関する報告書を発表した。HIVを他人に感染させると処罰の対象にするという動きが、欧州で広まっているという。両団体は、公衆保健および人権を基礎とした問題解決を呼びかけている。 UNAIDSが資金提供をして作成された報告書「ヨーロッパにおけるHIV感染の犯罪化 Criminalisation of HIV transmission in Europe」では、ヨーロッ
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