30日、カイロ中心部のタハリール広場に集まった市民に語りかけるエルバラダイ氏(中央)=越田省吾撮影30日、カイロ中心部のタハリール広場に姿を現したエルバラダイ氏(中央)は市民に囲まれた=越田省吾撮影30日、カイロ中心部のタハリール広場で市民に囲まれるエルバラダイ氏(街灯の下)=越田省吾撮影 【カイロ=石合力、貫洞欣寛】エジプト全土に広がったデモで、インターネットを通じてムバラク政権への抗議行動を呼びかけた市民グループや最大野党勢力ムスリム同胞団が、民主化指導者でノーベル平和賞受賞者のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長を軸に野党勢力の結集に乗りだした。両組織の関係者が30日、朝日新聞の取材に明らかにした。 デモは6日目の30日もカイロ中心部にあるタハリール広場などに数万人規模の市民が集まった。夜間も数千人が泊まり込んでおり、沈静化していない。エルバラダイ氏はムバラク氏の即時