日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題などで大学のイメージが傷つけられ精神的苦痛を受けたとして、複数の日大教職員が田中英寿理事長ら大学執行部に慰謝料の支払いを求めて近く提訴することが7日、分かった。訴訟を支援する「新しい日本大学をつくる会」(会長・牧野富夫元日大副総長)が文部科学省で記者会見して発表した。 悪質反則問題が起きた試合から6日で1年。牧野氏は会見で「2018年度の私学助成金が35%減額され、今年の入試で志願者が減少するなど事態は深刻だが、理事長は説明責任を果たしていない」と訴えた。訴訟を通じて現執行部の総退陣を求める。