2019年04月03日06:00 カテゴリ韓国 韓国流「未来志向の日韓関係」とは 「政教分離」という表現は度々使ってきたが、「政経分離」という四字熟語は使用したことがなかった。韓国の文在寅大統領が対日関係で頻繁に使用する「未来志向の関係」という表現が実は「政経分離」を意味していることを知った。 ▲「政経分離」で外国企業の投資を呼び掛ける文在寅大統領(韓国大統領府公式サイトから、2019年3月28日) 世界史を学べば、欧州の歴史では「政教分離」という表現が出てくる。国家と宗教の関係で、国家の宗教性の中立、独立性を意味する。その背後には、欧州でキリスト教会が国家の運営に干渉し過ぎ、影響を与えてきたことへの反省もあった。フランスのライシテから米国の憲法では国教を禁止するなど、さまざまな「政教分離」の形態がある。簡単にいえば、政治の世界に宗教は干渉しないこと、逆に言えば、「信教の自由」を政治の干渉