米ソ冷戦期の宇宙開発競争の話が好きだ。 好きだけど詳しくないので、切手の力を借りて無理やり詳しくなってみたい。 1950年代から70年代、アメリカとソ連の間で熾烈な宇宙開発競争があった。人工衛星も月面着陸も宇宙ステーションも火星探査も、2大国の軍事的、政治的対立(あるいは内政問題)から生み出された偉業である。 ご存知のとおり、映画をはじめとする大衆文化に与えた影響も計り知れない。今年はアメリカの月面着陸50周年ということで、アームストロング船長の伝記映画『ファーストマン』が公開されたりと界隈は沸き立っている。 僕も宇宙開発のエピソードは大好物なのだが、詳しくはない。昔から人名や年代を覚えるのが苦手で、ようするに「体系立てて歴史を学ぶ」ことを避けてきたのです。文系なのに。 ただ、モノがあると話は違う。料理を作りながらレシピを身につけるように、手に取れるモノをいじくりまわすことで体系的な知識を