職場や学校には、コピー、ファクス、スキャナ機能を備えたデジタル複合機があるでしょう。最近の機種はインターネット接続が基本ですが、初期状態のままだとネットから情報を盗み見されてしまうといいます。 2013年(平成25年)11月、東京大医科学研究所、東北大学、琉球大学で、ファクスやスキャナーなど複合機で読み取った情報が、インターネット経由で誰でも閲覧できる状態になっていたことが明らかになりました。 情報が公開状態になっていたのは、リコー、富士ゼロックス、シャープの複合機でした。これらのメーカーの複合機は初期設定のままだと情報が外部から閲覧できる状態となるのですが、大学側は「知らなかった」と説明しています。 東京大学医科学研究所では付属病院の看護師が、血友病の看護に関して答えたアンケート内容や、研修の受講者名のほか、研究員が非常勤講師として採点した東邦大の学生の試験結果など約120人分の個人情報