サンゴールは、セネガル(当時はフランス領西アフリカの一部)のティエス州ンブール県ジョアル村で生まれた(セレール族、カトリック教徒)。フランス留学中に起こった第二次世界大戦では、フランス軍に志願して入隊した。捕虜を経験した後、釈放後もレジスタンスと協力して後の仏大統領ジョルジュ・ポンピドゥと親交を深めている。 またフランス語詩人としても著名であり、サンゴールの詩は広く賞賛されるとともにサンゴールはアフリカ出身で初めてアカデミー・フランセーズ会員にもなった(1983年)。1968年にドイツ書籍協会平和賞、1975年にストルガ詩の夕べ金冠賞、1978年にチーノ・デル・ドゥーカ世界賞を受賞し、さらにセネガル国歌の歌詞も書いている。サンゴールも1930年代から1940年代にはマルティニークのエメ・セゼールと共にネグリチュード運動を牽引した。 独立後も、サンゴールは対内的にアフリカ社会主義政策を、対外