バントゥースタン Bantustans 1950年代から94年まで南アフリカ共和国(南ア)にあったアフリカ人(バントゥー語系の黒人)自治区。ブラック・ホームランド、バントゥー・ホームランド、あるいはたんにホームランドともいわれた。南アの人口の大半を占めるアフリカ人に対して、アパルトヘイト(人種隔離)政策の一環としてつくられたものだった。 1950年代、南ア政府はアフリカ人を部族によって区分し、政府がそれぞれの部族にホームランドとみなした地域をわりあてた。バントゥースタンあるいはバントゥー・ホームランドという呼び名は、さまざまな部族の言語がすべてバントゥー語属に属するとみなされたことに由来する。バントゥースタンは10あり、部族にもとづいて、ボプタツワナ(ツワナ族)、シスカイ(コーサ族)、ガザンクル(シャンガーン族およびツォンガ族)、カングワネ(スワジ族)、クワンデベレ(ンデベレ族)、クワズー