ロッテのボビー・バレンタイン監督同様に、今季限りの退団を通告されている楽天・野村克也監督。ボビーに負けない口八丁手八丁のしたたかな73歳の老将だけに、簡単にユニホームを脱ぐ気はなく、「優勝すれば首を切れんやろ」とうそぶいている。野村監督は4月29日にはプロ通算1500勝を達成した。チームも現在首位と好調を保っている。しかし、ダンゴレース必至のパ・リーグだけに、優勝できるかどうかは保証の限りではない。そこで、お得意の毒ガス口撃と人質作戦を展開している。 野村監督が徹底した後任暴露を仕掛けている。 「ヤクルトの荒木(投手コーチ)が俺の後任候補らしいな。荒木に監督がやれるのか」と楽天担当記者にリークして書かせる紙爆弾投下作戦。さらには、当事者にもネチネチ口撃する。 ヤクルトID監督時代の教え子の古田氏(前ヤクルト監督)が取材に来れば、「古田、お前がワシの後の監督候補らしいやないか。もう球団のトッ