鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、議員報酬を月給制から日当制へ専決処分によって変更した問題で、変更後初の議員公務となった27日の産業厚生委員会に出席した市議7人のうち、反市長派市議5人が報酬の受け取りを拒否したことが28日、市などへの取材で分かった。 同市議会事務局は日当計5万円を法務局に供託。市長派の2人は受け取った。反市長派市議の1人は「違法な専決処分はそもそも無効。受け取れば市長の主張を認めたことになる」と話した。 竹原市長は6月定例議会を招集せず、議会側が求める臨時会の招集にも応じていない。同県の伊藤祐一郎知事は23日、竹原市長に対して議会の招集などを求める2回目の是正勧告を行っている。