駐日ガーナ大使公邸を装って営業していた違法カジノ店が摘発された事件で、エドモンド・コフィ・アグベヌチェ・デー大使(55)が福岡市に賃貸契約していた別のビルでも違法賭博が行われていた疑いがあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁と福岡県警は同日、常習賭博容疑で、福岡市博多区中洲のビルの一室を家宅捜索し、パチスロ機50台を押収。ガーナ大使の関連施設を装って違法パチスロ営業をしていたとみて、デー大使にも任意聴取を要請し、違法営業への関与について調べる。 捜索容疑は4月上旬、福岡市内のビル4階の一室で、違法パチスロ機などを使って常習的に賭博を行っていたとしている。押収したパチスロ機の中には、ギャンブル性が高く、風営法で禁止されている機種もあった。 デー大使は昨年12月、不動産業者に身分証を提示し、8階建て雑居ビルの3~6階を賃貸契約。東京都渋谷区の違法カジノ店が摘発された後の今年4月