【9月17日 東方新報】街を気ままに歩き、歴史的な建物を眺め、路地裏で見つけた雰囲気の良い喫茶店でコーヒーを飲む。お金はあまりかけず、でもSNSへの画像アップは忘れずに。こうした「城市漫歩(シティーウオーク)」が中国でブームとなっている。若い女性らを中心に人気のSNS「小紅書(Red)」では、「シティーウオーク」の検索数が昨年の30倍になっている。 河北省(Hebei)出身の田闊(Tian Kuo)さんは、シティーウオーク愛好家の一人。北京市内で明・清の時代のレトロな街並みを再現した前門地区や、伝統家屋が残る胡同(フートン)の一つ・長巷頭条をそぞろ歩きし、市内を流れる風光明媚(めいび)な三里河にたたずむ――というのが最愛のコースだ。途中で雑貨店に立ち寄ったり、本屋で時間を過ごしたり。田さんは「都会にいながら、都会の喧噪(けんそう)を忘れられます」とシティーウオークの魅力を語る。 中国では最