ローソンは5月31日、100%子会社のローソンエンターメディア(LEM)とHMVジャパンが9月1日付けで合併すると発表した。LEMがHMVを吸収合併し、HMVは消滅。新会社「ローソンHMVエンタテイメント」(仮称)が発足する。HMVの店舗とECサイトは今後もHMVブランドで展開する。 ローソンは昨年12月にHMVジャパンを完全子会社化。チケット販売を手がけるLEMは役員による多額の不正資金流用が発覚し、ローソンが完全子会社化して経営基盤・管理体制の再建を進めていた。 両社の合併で、チケットとCD・DVD・グッズを1社で販売する体制が整い、シナジー効果でエンタテインメント・EC事業の強化を目指すとしている。 HMVジャパンは英HMVの日本法人として1990年に設立。その後大和証券系の投資会社を経て、ローソンが完全子会社化していた。 関連記事 HMV、渋谷に“復活”へ 来年中にもローソン傘下で