カタラン・ボールトとは ・アントニオ・ガウディとカタラン・ボールト カタランボールトとは、スペインのカタルーニャ地方における伝統的なレンガ積み工法の一つです。 この地方の独特な薄焼きレンガの特徴を生かし、構造と施工の面において合理性を兼ねそろえたこの工法は、意匠としても大変美しく、19世紀末から20世紀初頭にかけてのモデルニズムの時代において、アントニオ・ガウディをはじめとする多くの建築家たちにも取り入れられてきました。(写真1、2) 写真1)モデルニスモ建築 アントニオ・ガウディ作 サグラダ・ファミリア / Foto1) Sgrada Familia de Antoni Gaudi ・カタランボールトの基本 カタランボールトはスペイン語でボベダ・カタラナ(Bóveda Catalana)もしくはボベダ・タビカーダ(Bóveda tabicada)と言います。 規模にもよりますが、基本的に