マムの挑戦 シャンパーニュの名門「メゾン マム」。同メゾンを代表するシャンパーニュとして「マム グラン コルドン」がローンチした。 世界的デザイナー、ロス・ラブグローブ氏とコラボレーションし、フランス最高勲章レジオン・ドヌールをモチーフにした赤いリボンをレーザーで直接ボトルに彫り込んだ。2017年末に来日した最高醸造責任者、ディディエ・マリオッティ氏に、マムについて訊いた。 「マムは1827年にフランス・シャンパーニュ地方、ランスでドイツ系一族が創業したシャンパーニュ・メゾンです。ヨーロッパでは英国王室をはじめ、オーストリア、ハンガリー、ベルギー、オランダなど各国の王室御用達シャンパーニュの称号をいただいています。わたしは長年メゾン マムの最高醸造責任者としてシャンパーニュづくりをしていますが、わたしは自分のことをビジネスマンではなく、アーティストであると同時にアルティザン(職人)、そして
2009年ごろから酒場シーンを席巻した「ハイボール」。糖質制限ブームも相まって”とりあえずビール”から”いきなりハイボール”に転向した人が続出した。そんなブームのたすきは、2016年後半から「レモンサワー」へ。こちらも糖質が低い&ビタミンCも摂取できる(はず)という”罪悪感が薄いイメージ”や、どんな料理にも合う味で人気に。ご多分に漏れず筆者の”レサワ”率も上昇中だ。 発祥の店とされる祐天寺『もつやき ばん』のレシピは「乙類焼酎+生レモン果汁+炭酸」だが、いまや多彩なレモンサワーで百花繚乱。『酒肆 一村』の看板ドリンクのレモンサワーはジンベース。5種の飲み比べが楽しい。心憎い料理も人気の『食堂とだか』はレモンを皮ごと使った凝縮感がたまらない。 そして、我が忘れがたき”レサワ”が、1954年開店の『やきとん埼玉屋』。ソルティドッグを思わせるスタイルは創業当時より不変で、ちょっと一杯……じゃ済ま
モンクレールがあたらしいプロジェクトを開始する。その名は「モンクレール ジーニアス」。モンクレールの天才、という意味だから、ちょっと想像しにくいかもしれないが、これぞデジタル・コミュニケーション時代のモンクレールの新戦略である、とされている。全容が明らかになるのは2月20日、ウィメンズのミラノ・コレクションの初日の予定だけれど、ファッション界の慣わしである春/夏、秋/冬という男女それぞれ年2回ずつのコレクションによってメッセージを発信をしていくというコンセプトが根本的に変更される。 このプロジェクトの目玉は、ゲスト・デザイナーとしてモンクレールとコラボする8人の「天才」たち。①ヴァレンティノのクリエイティヴ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーニ②ノワール・ケイ・ニノミヤのデザイナーの二宮啓③イギリスのファッション・デザイナーのクレイグ・グリーン、④ロンドンを拠点にウィメンズで活躍する
ラコステの創業者であり、元プロテニスプレーヤーのルネ・ラコステは、より動きやすいテニスウェアを求め、自ら開発に着手、1933年に誕生したのが、伸縮性が高く軽量で通気性に優れたコットンピケ製のポロシャツ。 それから85年の時を経て、ラコステが再び新たなスタンダードを提案する。それが、3月1日(木)から全国一斉発売される「Le Paris Polo」。ポロシャツで培った技術と経験をもとに、現代のニーズに合わせてデザインされた新感覚ウェアだ。 「Le Paris Polo」は、ジャケットの下に着用するデイリーアイテムであるワイシャツに代わるウェアとして生み出された。そのため、オンオフに対応するディテールが凝らされており、シーンを選ばず着用できる。ボディに採用したのは、創業当初から使われている「ミニピケ」。伸縮性が抜群なうえ、シワになりにくく、着心地は快適そのものだ。特徴的なのは、比翼仕立てのフロ
私は、ベントレーの新車をポンと買えるほど裕福でもなければ、ベントレーのインテリアを彷彿とする豪華な家具に囲まれて日々暮らしているわけでもない。それでも(いやそれだからこそ?)サイズがたっぷりとあり、手触りの柔らかいレザーを貼ったこのシートに身を委ねていると、やがて心のざわつきがすーっと収まって平穏なひとときが訪れる。なぜだろうか? ベントレーの持つ魔法のような力の秘密を解き明かすため、私はベンテイガと束の間のドライブに出かけることにした。 ベンテイガの全高は1742mmだから私の背丈より2cmほど高い。全幅はほぼ2m、全長も5mを軽々と越え、車重は2440kgに達する。まるで小山のような大きさで、見る者を圧倒する威厳を備えている。 悪路走破性能がなければならないSUVは、最低地上高を稼ぎ出すために背が高くなりがちで、そのため威圧感を与えがちだ。ベンテイガも同様だから、このスタイリングから親
メルセデス・ベンツは3月6日、現在開催中のジュネーブ・モーターショーにて、AMG GTの4ドア版である「AMG GT 4ドアクーペ」を発表した。小川フミオが現地から報告する。 文・小川フミオ Mercedes-AMG GT 63 S 4MATIC+ 4-Türer Coupé, AMG Carbon-Paket, Exterieur: Außenfarbe: Graphitgrau magno;Kraftstoffverbrauch kombiniert: 11,2 l/100 km; CO2-Emissionen kombiniert: 256 g/km* (vorläufige Daten) Mercedes-AMG GT 63 S 4MATIC+ 4-Door Coupé, AMG Carbon-packet, Exterior: Exterior paint: graphite g
ルネ・クレマン監督がパトリシア・ハイスミスの人気小説を映画化した心理スリラー『太陽がいっぱい』(1960年)には、不穏なシーンがある。椅子に座った主人公のトム・リプリーが、手にしたワイングラスからゆっくりとワインをすすりながら、犯したばかりの殺人に酔いしれる場面だ。カメラが捉えた、透き通った青灰色の瞳はクリスタルのように美しく、そしてまた、冷淡でもある。この空虚で感情のかけらも感じられない美しい瞳の持ち主が、フランス人俳優アラン・ドロンだ。 男性版ブリジット・バルドーとも称されたドロンは、『太陽がいっぱい』の好演で世界中にファンを獲得したのと同時に、”映画界でもっとも魅惑的な男”の称号をも手にした。ドロンが持つ無関心な風情や冷淡さ、そして物憂げで、無邪気ともいえる横柄さは、フランスの犯罪社会と関わりのあった過去に身につけたものに違いないが、それが稀有な魅力だった。ドロンは「美しい顔をした暗
もともと福岡は「角打ち」と呼ばれる酒屋での立ち飲み文化が盛んなエリアだ。2017年6月のオープンから8カ月たったいま、宿泊客にくわえて若手クリエイター、在住外国人、学生らがワイワイと酒を酌み交わす賑わいぶり。SNSでは男女のみならず、ビジネスマンが仕事の幅を広げることのできる「出会いの場」として認知されているとか。 まずは1階の立ち飲みスタンドを見てみよう。福岡を愛してやまないオーナーがセレクトした数多くの飲食店とコラボレーションしたオリジナルのメニューが豊富に揃う。地元民が実際に足しげく通う「とり田」や「海鮮丼日の出」、「二○加屋長介」といった人気店の味が堪能できるので、“ココで試して実店舗へ行く”という利用方法もおすすめしたい。 そして、宿泊スペースの2フロアは、利用スタイルに合わせてさまざまなタイプが用意されている。宿泊客との交流を楽しみたければ、部屋自体を共有する「ミックスドミトリ
2018-2019AWファッションウィークのラスト・パートは、ニューヨーク。 厳寒を乗り越えるファッション業界人のしゃれった防寒ルックを見てみよう。 Words by Winsome Li (GQ) Photos by Dan Roberts ニューヨーク・ファッションウィーク・メンズが、2月5日から8日まで開催された。2018年秋冬シーズンのコレクション発表はロンドン、フィレンツェ、ミラノ、パリの4都市を終えて、最終都市のニューヨークで幕を閉じた。手足が痺れる激寒(最低気温はマイナス3度!)のニューヨークを行き来するファッション業界人は今季のトレンドを実践しつつ、防寒性の高いスタイルを着こなした。その姿をお届けする。 1. NYの厳冬を制するダウンジャケット!
2012年に登場した先代モデルは、ダイムラーAGのデザインを統括するゴードン・ワグナーにより、メルセデス・ベンツのエクステリアデザイン史上もっとも大きなといわれる変革の賜物として顧客層の若返りを図った。結果、紆余曲折を経つつも欧州のAクラスオーナーの平均年齢は10歳以上若返り、また中国ではAクラスオーナーの3人に1人が30歳以下であるという。もっとも若いメルセデスなのである。 4世代目となる新型Aクラスのワールドプレミアイベントは、オランダ・アムステルダムで行われた。オランダの最大の都市であるアムステルダムは、中央駅を基点に世界遺産にも登録されている運河が市内に網の目状に広がっていて、水上バスや観光用ボートが常に行き交う。 アムステルダムではメインの交通手段は自転車だ。車道と見間違えそうなほど広い自転車専用道路が街のいたるところに整備されている。 とはいえ、もちろんクルマも走っている。もっ
キープコンセプトだが、よりロー&ワイドに。売れているドイツ車がモデルチェンジのたびに繰り返すお約束のフレーズだが、プジョーもどうやらそこに正面きって挑んだようだ。 ジュネーブ・モーターショーで公開予定の2世代目508は、パッと見からして低さを強調した力強いデザインが、なかなかカッコいい。ベンチマーク、つまり仮想敵はアウディA5スポーツバックだ。プジョーのリリースによると、4750mmという全長はA5スポーツバックと一緒で、VWアルテオンより110mmもコンパクト。1840mmという全幅はA5スポーツバックよりわずかに狭く、全高1400mmは10mm高いが、cd値は0.26で並んだ。全高は初代508より80mmもマイナス、A4セダンより27mm低い。 2代目508は、ホイールベースがA5スポーツバックより35mm短い2790mmと発表されているが、より優れた居住性を実現したとプジョーは強調す
ディスク上の赤い点はセブン・サミッツの所在地という仕掛けも小粋な、山岳冒険の時計。ケースバックにはモンブランの雄姿をエングレーブ。SSケース×カーフストラップ、自動巻き、42mm径。¥625,000(6月発売予定)〈MONTBLANC/モンブラン コンタクトセンター TEL:0120-39-4810〉 ワールドタイマー、しかも24時間リングが回るルイ・コティエ式よりも、地球の方が回るタイプに惹かれる。頭の上を数字が通過していく高度な抽象化よりも、体感としての時間経過の方が、とくに旅行中はからだに馴染む。でもそういうワールドタイマーは珍しく、センターに地名ディスクを装備するティソくらいか。地球を回すのはじつにトルクがかかる、非合理的システムなのだろう。 とおもっていたら、モンブランが数年前に出した超コンプリケーションからトゥールビヨンをはずし、この「ジオスフェール」が出た。地名ディスクどころ
先日も、都内のええカッコしい、もといスタイリッシュなSAKE-BARにのこのこ出かけていったら……妙齢のお嬢さんが、照明を落としたカウンターで、小ぶりの洒落たグラスに満たされた酒をクイッとやっていた。 私は椅子からすべり落ちそうになり、カウンターの縁を力いっぱいつかんでしまった。 また、ある蔵元は私を睨みつけ毒づいた。 「文化とか本質なんていってる連中は、みんなダメだ。そんなもん、ビジネスの邪魔にしかならない。勝ち組になれないんだよ」 この蔵はそれなりに知られているうえ、彼だって立派なおっさんだ。日本酒ブームの一端をかくなる面々が担いでいるとは興味深い。 日本酒を扱う飲食店は確かに増えた。輸出は好調、マスコミも日本酒に色目をつかう。彼らは、若い蔵元や杜氏、女をターゲットにした酒をもてはやす。いろんな賞が設けられ、酒のイベントは毎日のように開催されている。 いかにも日本酒はわが世の春を満喫し
第41回日本アカデミー賞が3月2日に品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された。優秀主演女優賞を獲得した女優陣をはじめ、華やかな衣装を振り返る。 文・沖浦裕明(GQ)
2018年春夏シーズンの流行りはなに? 今季に活躍するトレンド・アイテムをECサイト「Farfetch」からピックアップし、3回にわけて紹介する。第2弾はプリントシャツだ。 Words by Winsome Li (GQ)
「NATOストラップ」の起源は第2次世界大戦中にイギリス軍のパイロットやナビゲーターが着用していた時計用のレザーとキャンバスでできた軽量・丈夫なストラップにある。戦後生まれた「北大西洋条約機構」(NATO)軍とは関係ないが、NATO軍の装備品コードに合致しているため「NATOストラップ」と呼称されるようになった。 今回、オメガ(OMEGA)が発表したのは国旗にインスパイアされたカラフルなデザインの18種類と、平昌オリンピックの余韻も感じる五輪カラーの6種類の計24種類。素材は耐久性に優れたポリアミド製だ。 手持ちの腕時計の表情を一変させるNATOストラップは、いまやおしゃれ人間の間のメガトレンドになりつつある。オメガのタイムリーな企画に注目だ。 手持ちの腕時計と新ストラップ・コレクションとの相性はオメガの公式ウェブサイトで確認できる。 オメガお客様センター TEL 03-5952-4400
世界中で統合型リゾート事業(Integrated Resort 以下IR)の開発・運営を手がけるメルコリゾーツ&エンターテインメント・リミテッドのローレンス・ホー会長兼CEOにとって、日本は特別な国だという。 「35年前に初めて行った外国が日本。80年代の日本はスペシャルなパワーを持った場所でした。きらびやかで近未来的なのに、歴史や伝統に対する尊敬の念も持っている。その調和やディテールへのこだわりに衝撃を受けた記憶があり、それ以来日本への特別な思いは変わりません。あれから200回以上、日本に来ていますが、いまも日本が大好きです。温泉は箱根の『強羅花壇』、天ぷらなら小川町の『天政』、寿司は銀座の『鮨かねさか』などが気に入っています」 昔の香港映画であれば、カジノのトップといえば、マフィアの首領。どんな人物なんだろうと思っていると、マフィアとはかけ離れた洗練された雰囲気の若きジェントルマンが現
グランドセイコー(GS)は大きな一歩を踏み出した。2017年3月に単独ブランドとして独立、スイス勢が占める高級腕時計市場に本格的に打って出たのである。そして、同年11月にはビバリーヒルズのロデオドライブに世界初となるグランドセイコー専門の路面店をオープンした。隣にはパネライ、向かい側にはエルメスが店舗を構え、ルイ・ヴィトン、ブルガリなどのいずれ劣らぬ高級店が立ち並ぶ一等地だ。品揃えは海外最大規模の約70点となる。 GSはこの勢いを維持して、2018年は商品数を20%程度増強する予定。さらにデザイン領域を拡大し、貴金属モデルやレディスモデルを拡充する見通しだ。ちなみに「セイコーブティック」は2018年度に世界で100店舗を目指しているが、これらのブティックでもGSが主力商材に位置付けられることになるという。 セイコーの高級腕時計市場への世界進出がはじまったのは2004年のパリ・ブティックのオ
2018年3月のジュネーブ・モーターショーの開幕のタイミングに合わせて、メルセデス・ベンツがユニークな技術を発表した。 文・小川フミオ Mercedes- Benz DIGITAL LIGHT: Die revolutionäre Scheinwerfertechnologie DIGITAL LIGHT mit nahezu blendfreiem Fernlicht in HD-Qualität und mit mehr als zwei Millionen Pixel Auflösung steht für höchste Präzision, optimale Sicht des Fahrers nahezu ohne Blendwirkung sowie für Performance, Fahrassistenz und Kommunikation. Mercedes- Ben
わたしたちの部屋からは、どこまでも広がる灰色の空と荒れ地が見渡たせ、太陽がぱっと射し込めばたちまち色彩は青と緑に変化した。マンハッタンのホテルなら小さな部屋の部類になるのかもしれないが、大きな一枚窓が何よりの特徴だ。いや窓というなら、何よりの極めつきは建物の端に迫り出したかたちのNorthern Lights Bar(「オーロラのバー」という意味)からの眺めだ。このバーでグラスを傾けながら、太古の神々の戦いの場のような風景を一望することができる。樹木の姿はどこにもなく、風にひしゃげた草が地面にへばりついているばかり。そんな風景は何百万年も前から変わっていないように思えたが、空の明暗や光の具合は絶え間なく変化し続けた。 このホテルの建物は、元々は近くにある地熱発電所の労働者宿舎だった。全面的な改装とリフォームが施されはしたが、たとえばレストランにはどことなくカフェテリアの雰囲気が残るなど、名
前回はこちら エネコシェフの世界を、カジュアルに楽しめるレストラン 2017年9月7日、スパインの3ツ星レストラン、「アスルメンディ・ガストロノミコ」のエネコ・シェフがプロデュースするレストランが六本木にオープンした。 白い建物の地下には最大120席のバンケットルーム、1Fにはレセプションと週末はウエディング会場になる中庭テラスがあり、2Fにダイニングルームと個室が3室がある。ゲストはまず1Fでレセプショニストに迎えられる。予約の確認がすみ、全員が揃うと右手奥の「グリーンハウス」という」部屋に案内される。ここで食前酒を飲みながら、ビルバオの「アスルメンディ・ガストロノミコ」の映像を見て、エネコ・シェフの考え方などについてスタッフが説明するのを聞く。そのとき登場するのがピクニックバスケットだ。蓋をあけると、2~3種のフィンガーフードが入っており、ゲストはチャコリやカヴァを飲みながらこれをつま
1日1組限定 温泉地の宿泊施設が進化している。「ハイアット リージェンシー箱根」をはじめとした外資系ホテルの進出が刺激となったのか、小規模な部屋数でユニークなスタイルのホテル&旅館が増えている。なかでも一棟レンタル型のレンタル別荘スタイルの宿が人気だ。 2017年に熱海にオープンした「GLAMDAY VILLA UMITO MORITO KAZE 海森風(グランディヴィラ うみと もりと かぜ)」は、2階建て540平米オーバーの広大な1棟貸し別荘だ。間取りは4つのゲストルームにリビングルームとダイニングルームで、露天風呂を備えたテラスもある。大浴場には源泉かけ流しの天然温泉が用意され、サウナと水風呂まで完備する。最大11名までが宿泊可能だ。 また、ほかの別荘と違うのはコンシェルジュ&バトラーサービスが常駐すること。つまり、夕食や朝食は用意され、各種ケータリングの手配からベッドメイキングやテ
第90回アカデミー賞は、最優秀作品賞、最優秀監督賞ともにギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」が受賞した。ドルビー・シアターからの生中継で授賞式を見た。 最前列に座ったメリル・ストリープは、胸元が深く切れ込んだ真っ赤なドレスだった。ノミニーもしくはプレゼンターの他の女優たちも、それぞれカラフルに着飾っていた。助演男優賞のプレゼンターを務めた黒人女性のヴィオラ・デイヴィスのドレスは派手なピンク。セクシーでかっこよかった。 Guillermo del Toro, winner of the awards for best director for "The Shape of Water" and best picture for "The Shape of Water", poses in the press room at the Oscars on Sunday, Mar
CREATION 「ルイ・ヴィトン」 短パンとレギンスのレイヤードは来秋冬のトレンドの一つ。しかしショーツはジャージーにオーガンジーを重ね、ニットはカシミヤ100%。キム・ジョーンズはストリート感覚をラグジュアリーに表現する名人だった。プリントは彼がケニアの大地を飛行機から自分で撮影した写真。トランクがイメージのチタニウム色のキャンバス地のメッセンジャーバッグなど、旅っぽい小物もキャッチーだ。ありがとう! キムのルイ・ヴィトン、好きでした。 MUST-BUY ** 「ディオール オム」** メンズの基本といえばテーラード。ハイウエストをきつめに絞った新シルエットに驚いた。これはムッシュ ディオールが1947年代に発表した超名作「バージャケット」のメンズ版。着れば、だれでも細身&重心が上に見える=スタイル抜群に! 50代?のモデルまでスタイル補正されランウェイにスマートに登場。ワイドパンツに
世界初のGPSソーラーウォッチとして知られる「セイコー アストロン」に、この春衝撃の限定コラボが登場した。パートナーは「ホンダ NSX」。1990年に登場したホンダの旗艦モデルは世界第一級の運動性能をもって知られるスーパースポーツカーだ。時計のデザインはNSXのフォルムをイメージしたケース、フロントグリルを彷彿とさせるハニカム柄の立体成型ダイヤルや鍛造アルミホイールをモチーフにした裏蓋など随所が特別仕様になった。また、ベゼルの2時位置には欧州仕様のNSXの最高時速を示す308の数字を刻むというマニアックなディテールもクルマ好きの心をくすぐる。名車の魂を宿す時計を腕に巻く─そんな男のロマンを解する貴兄にぜひ。 チタンケース×カーフストラップ、46.1mm径。¥300,000(1000本限定・3月9日発売)〈SEIKO/セイコーウオッチ お客様相談室 TEL 0120-061-012(通話料無
グッチがイタリア・フィレンツェの歴史あるメルカンツィア宮殿内にギャラリー、ショップ、レストランを擁した「グッチ ガーデン」をオープンした。 文・廣瀬 純子 Photos: Courtesy of Gucci
[ OLD SCHOOL STYLE ]1970年代のヒップホップ黎明期を彷彿とさせる、ワークウェアのセットアップ。トーナルカラーとプリントシャツでオールドスクールなヒップホップを気取る。 1. PRADA × OLD SCHOOL レトロ・フューチャーをヒップホップ感覚で着る! 着るとジャンプスーツのように見えるセットアップは、ジャケットの袖やパンツの裾に施されたブランドロゴが、懐かしくも新しいアイコニックだ。ジャケット ¥167,000、シャツ ¥120,000、パンツ ¥68,000、ベルト ¥115,000、ソックス ¥23,000、靴 ¥92,000(すべて予定価格)〈PRADA/プラダ クライアントサービス ℡0120-451-913〉
「世界的に市街地で乗りやすいSUVが求められていることが開発の背景です」。昨年度までLEXUS Internationalのプレジテントを務め、現在はチーフ・ブランディング・オフィサーとして指揮を執る福市得雄氏は、実車を前にしてそう語った。 日本の立体駐車場に入ることも条件だったというが、実車の雰囲気は威風堂々としていた。プロポーション的には現在のNXなどとも通じる雰囲気があるが、ディテールは新しい。 とりわけリアフェンダーからテールランプにいたる部分の造型は注目に値する。テールフィンを思わせる遊び感覚なのだ。しかし……。
2012年に登場した先代モデルは、ダイムラーAGのデザインを統括するゴードン・ワグナーにより、メルセデス・ベンツのエクステリアデザイン史上もっとも大きなといわれる変革の賜物として顧客層の若返りを図った。結果、紆余曲折を経つつも欧州のAクラスオーナーの平均年齢は10歳以上若返り、また中国ではAクラスオーナーの3人に1人が30歳以下であるという。もっとも若いメルセデスなのである。 4世代目となる新型Aクラスのワールドプレミアイベントは、オランダ・アムステルダムで行われた。オランダの最大の都市であるアムステルダムは、中央駅を基点に世界遺産にも登録されている運河が市内に網の目状に広がっていて、水上バスや観光用ボートが常に行き交う。 アムステルダムではメインの交通手段は自転車だ。車道と見間違えそうなほど広い自転車専用道路が街のいたるところに整備されている。 とはいえ、もちろんクルマも走っている。もっ
2018年春夏シーズンの流行りはなに? 今季に活躍するトレンド・アイテムをECサイト「Farfetch」からピックアップし、3回にわけて紹介する。第1弾はビッグ・スニーカーだ。 Words by Winsome Li (GQ)
今回、音楽好きのライター/編集者の富山英三郎さんのコーディネートで、池上(川崎)、西成(大阪)、一宮(山梨)をレペゼンするヒップホップ・アーティストたちを取材した。レペゼンとは、富山さんいわく、英語の”represent(代表する)”から生まれた和製発音で、ヒップホップのミュージシャンは、ヤンキーと呼ばれる人々がそうであるように、生まれ育った地元から離れない人が多いのだという。 ヒップホップは自分たちの生活をリリック(歌詞)にしてうたう。東京生まれは別にして、東京は仕事の場であって、生活や創作の場ではない、と彼らは考えている。1970年代にニューヨークのブロンクスで生まれたサブカルであるがゆえの反骨精神なのか? 全員が少年院の経験者 というようなことを書いていても、ラップのファンにとっては先刻ご承知な話だろうし、テレビ朝日系深夜番組「フリースタイルダンジョン」で即興のラップバトルが盛り上が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く