こんにちは、マクロエコノミストの崔真淑(さいますみ)です。前回は、お金の値段を決める要素が3つあること、世の経営者や成功者にインタビューをすると、必ずといっていいほどその3つを意識していることをお伝えしましたよね。「金利」「為替」「物価」の3大要素です! そして、最初の一つ「金利」は、そのお金を保有するための「レンタル料」であることも書きました。 今回は、残りの2つ「為替」と「物価」について迫っていきます。新聞などに書いてある経済やお金に関する話は、ほとんどが3大要素に集約できます。この3つを知れば、もうあなたもお金の専門家といえるかも!? 金利が動くと為替も動く 前回、金利は「お金の時間価値」を示すと記しました。この金利を、その国の中央銀行(日本ならば日本銀行)が操作することで、その国の景気を刺激することも書いています。 でも、中央銀行が金利を操作して動くのは、金利だけには留まりません。