この号が出る頃にはもうすでに発表になっている社内構造改革案。その発表を、一週間後にひかえている。それは2016年の仕事納めの日。今これを読んでいる社員は、発表を聞いてからどんな気持ちで年末年始を迎えたんだろう。 個社利益を優先するのをやめてコラボレーションが起きるように、重複した機能や会社は統合してプロジェクト志向の体制にする。縦に深くてスピード感を失っていたり若手育成の障害になっていた組織の階層をひとつ減らす。360度評価を取り入れて、上司も部下から評価されるようになる。実績をだした社員の給与はどんどん上げていき、実績が出せない社員の給与はどんどん下げていける給与体系にする。すべてこの4月から実施する。 改革というのは、案を出しただけではなにも変わらない。僕が社長になってから、中規模の改革は2度やっていて、社員にしてみれば「またか」という感じがあるかもしれない。「どうせまたたいして変わら