ビジネスのスピードが早まり、効率的なコミュニケーションを行うIT基盤の整備が求められる。ビジネスチャットという言葉が注目される前から、インスタントメッセンジャーを積極的に業務活用してきた「先駆者」がグリーだ。同社 情報システム部の古屋 高宏氏は、2013年にビジネスチャットツールを移行した経験から、グリーがどのような視点でツールの選定、移行を行い、どのように業務活用しているかについて解説した。 会社の成長とともに、無償のチャットツールの課題や問題点が顕在化 このほど開催された「ビジネスチャットが変えるコミュニケーション2017」に登壇したグリー 情報システム部の古屋 高宏氏は、「我々は創業当初よりチャットツールを利用してきました」と説明した。2004年12月創業したグリーは、インターネットの技術が好きな人たちが集まって作られた会社。コミュニケーションツールに限らず「インターネットの尖った技