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2008年12月25日のブックマーク (5件)

  • ケインズ経済学のお勉強 その3 - eliyaの日記

    今日からマクロ経済学のモデルに入ります。最初は「世界で一番シンプルなマクロモデル」です。クルーグマンによると、もし、マクロ経済学がいつもまじないのように聞こえるなら、セイの法則にとらわれているなら、総需要の不足という事態がどうして起こるのかすらわからないなら、この「世界で一番シンプルなマクロモデル」は理解へいたる最初の一歩としていいアイディアだ。とのことなので、まさしく僕にぴったりです。数式に入る前に、このモデルの特徴を説明しておきます。 このモデルはミクロ的基礎付けからはじまります。つまり、先日のエントリーのフレームワークにのっとって、個人の最適化から需要曲線を導くことから始まります。このモデルは経済の需要サイドに着目したモデルなので、供給曲線は単純化されます。貨幣は効用関数のなかに直接入り、貨幣のみが貯蓄の手段です。ケインジアンのモデルとしては、貨幣の扱いは比較的きっちりしています。清

    gruza03
    gruza03 2008/12/25
  • 「人的資本政策と所得分配:分析のフレームワークと先行研究の検討」パート3.4 - P.E.S.

    えーと、メリークリスマスです。クリスマスの日に何やってんだとは思わなくはないですが、アセモグルの「人的資政策と所得分配:分析のフレームワークと先行研究の検討」のパート3.4です。書き忘れてましたが、これは稲葉先生のアセモグルの論文訳すぞ!プロジェクト内の一プロジェクトです。もしアセモグルの他の翻訳に興味がおありでしたら、optical_frogさんのこちらのエントリーをご参照ください。 それから数学関連の表記についてですが、たとえばA{i,j}はiが上の、jが下の添え字です。A{j}はjが下の添え字で、A^{i}は上の添え字を意味します。 3.4 技術と賃金不平等 賃金と所得の不平等のもう一つの決定的要因は技術である。多くの文献がアメリカとイギリスでの不平等の上昇の説明として、スキル偏向型の技術変化を強調している(そのサーベイとしては、Katz and Autor, 1999, あるいは

    「人的資本政策と所得分配:分析のフレームワークと先行研究の検討」パート3.4 - P.E.S.
    gruza03
    gruza03 2008/12/25
  • 西原理恵子の言葉 - レジデント初期研修用資料

    西原理恵子の新刊 「この世で一番大事なカネの話」からの抜き書き。 努力のしかた 順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃあ、いけない 目標は「トップになること」じゃない。これだけは譲れない、大切な目標を実現すること 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと。自分の得意なものと、限界点を知ること。やりたいこと、やれることの着地点を探すこと。最下位の人間には、最下位の戦いかたがある 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる 「カネ」を失うことで見えてくるもの 銀玉親方に教わったのは、まず「負けてもちゃんと笑っていること」。これはギャンブルのマナーの、基中の基 ギャンブルでした失敗を、もし、どうにも笑えなくなったなら、それはもう、その人が受け止

  • ダロン・アセモグル「技術と不平等」──解題のようなもの - 備忘録

    ※「◆」以降を追記しました(12/25/08)。グラフを差し替えました(12/27/08) http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20081216/1229440307 これは、全米経済研究所(NBER;National Bureau of Economic Research)のホームページに掲載されているDaron Acemoglu“Technology and Inequality”(NBER Research Summary)の全文を訳したものである。オリジナルの論文には、このほかに脚注として、参照された論文が明記されている。 ここでは、この論文の内容を簡単に振り返るとともに、あわせて、我が国経済と不平等の現状と将来を考える上で焦点をあてるべきことは何かについて整理することにしたい。 技術革新と不平等の拡大 近年、多くの先進諸国で不平等(格差)の拡大がみら

    ダロン・アセモグル「技術と不平等」──解題のようなもの - 備忘録
  • 改めて日本型システムを問い直す年 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「あらたにす」で、中央大学の森信茂樹氏が「欧米反面教師に新モデル構築を」というエッセイを書かれています。 http://allatanys.jp/B001/UGC020004820081222COK00195.html 森信氏はご承知の通り、大蔵官僚出身ですが、もちろん奇矯な「脱藩官僚」などではなく、実務家的センスとアカデミックな知性を併せ持った方です。ブログで紹介した阿部彩さんらと「給付付き税額控除」を出されています。 後述のように、単純に共感すると言うには、私にはいささか思うところもありますが、大きな話の筋として共感するところの多い文章です。 >さて来年は、「改めて日型システムを問い直す年」ではないかと考えている。戦後の高度成長期に形成された日型システム(経済・生産システム)は、その後、外圧をテコとした構造改革と称するものによって、我が国で消化できる範囲で、しかし確実に変質を遂げ

    改めて日本型システムを問い直す年 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)