現在は史上空前の円高状態だが、本来ならば、20年もGDPが低迷している日本に投資が集中するなど市場原理が発達している国では信じられないと投資アドバイザーの藤巻健史氏は言う。現在の円高トレンドの大きな要因は「為替リスクを恐れるあまり、資金が日本国内に留まり、外に出て行かない」からだという。史上空前の円高に藤巻氏が警鐘を鳴らす。 * * * 崖崩れはいつ起きるのか。その合図は、「日本国債の未達」です。 国債の大半は毎月の入札によって販売されています。この入札で予定額が集まらず、さばききれないことを「未達」といいます。 日本は、いつ国債未達になってもおかしくありません。通常、経済成長を遂げている国では、成長に伴い個人金融資産が増えます。そのうちの何割かが銀行などの預金です。さらにその預金の何割かが国債購入に回ります。したがって経済が成長している限り、国債購入の新しい原資が生まれているということに
山形・給湯器問題 雇用促進住宅に設置へ 厚労省方針 給湯器の設置が決まった山形県内の雇用促進住宅。今は冷水で食器などを洗っている=米沢市 福島第1原発事故の避難者が入居する山形県内の雇用促進住宅に給湯器が設置されておらず、厳しい寒さの中でも冷たい水で我慢している問題で、厚生労働省は27日、山形県内の住宅に給湯器を設置する方針を決めた。住宅を管理する独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」など関係機関に指示したほか、山形県にも通知した。 災害救助法に基づく国庫負担によって設置される見通し。必要な台数の把握や実際の設置作業、費用の請求などの具体的な進め方は今後、市町村と雇用支援機構で協議する。設置が始まるのは年明けになるとみられる。 給湯器の設置をめぐっては、費用を国庫負担にするための条件について、災害救助法を所管する厚労省社会援護局と山形県が協議を進めていた。 同局はこれまで、国
政府が整備新幹線の未着工区間の工事開始を認可することになった。北海道新幹線の新函館-札幌、北陸新幹線の金沢-敦賀、長崎新幹線の諫早-長崎の3区間で、前田武志国土交通相は今年度中に正式認可したい意向を示した。 高速道路に対抗するには在来線のスピードでは不十分で、新幹線が必要というのがJR各社の主張だ。鉄道が将来にわたって基幹となる交通手段であり続けるには、新幹線を軸に輸送基盤を強化する必要があるというわけだ。 鉄道事業者としてそう考えるのは当然だろう。しかし、北海道新幹線の開業は四半世紀も先の2035年度だ。その頃の交通をめぐる状況を予測するのは難しいし、採算がとれる事業になるのかも不透明だ。この点だけを見ても、今回の決定には無理があるように思える。 旧国鉄は採算を度外視して路線網の整備を進め、膨大な累積赤字を抱えて破綻して分割民営化された。整備新幹線の建設に、(1)安定財源の確保(2)収支
東日本大震災の被災地で、自治体が仮設住宅の代わりにアパートなどを借り上げた「みなし仮設」の住民らに、支援団体による情報や支援物資が届かないケースが相次いでいる。 住所や連絡先が「個人情報保護」の壁に阻まれ、自治体から民間団体に提供されないためだ。被災地ではこれまでも、行政側が名簿などを提供しないために障害者支援に支障が出たケースがあり、有識者は「行政はもっと柔軟に対応すべきでは」と指摘している。 「ようやく来てくれて、ほっとした」。岩手県大船渡市の無職男性(73)は先月上旬、支援団体が届けた洗剤を手に笑顔を見せた。自宅は津波で全壊、仮設住宅の抽選も2回も外れ、7月に県が借り上げたアパートの2階に移って妻(72)と暮らしている。だが、ここに引っ越してきて以来、支援物資を受け取ったのは初めてだ。「地域のイベントや復興計画の情報も入ってこない。知り合いも少なく、寂しい」と不安を打ち明ける。 物資
印刷 関連トピックス野田佳彦小沢一郎 消費増税の対応をめぐり民主党が混迷している。増税法案の素案策定に向け、党税調役員会は27日の総会で引き上げ税率や時期を記さない骨子案を示した。だが、批判が続出したため、28日の総会で「2015年度に税率10%」の案を提示することになった。段階的な引き上げの時期や税率も示す方向だ。一方、増税に反発する離党者は10人規模に膨らむ可能性が出てきて亀裂が鮮明になってきた。 素案について、野田佳彦首相は27日午前の政府・民主三役会議で、年内に党内でまとめるよう指示。これに対し、税調役員会は慎重派に配慮して税率と時期を入れない方針を確認し、消費増税に対する考え方をまとめるのにとどめた骨子案を午後の総会で示した。 だが、「税率や時期がわからなければ議論できない」として議論は紛糾。役員会は28日の総会に、「15年度10%」案を示すことを決めた。段階的に引き上げる
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く