今週の日経で一番の記事は、小栗太さんの「実体なきザ・セイホ」(電子版4/12)だった。その内容は、生保の外債投資は要因になっておらず、異次元緩和後の円安はヘッジファンドの投機であるとするものだ。これは、4/10の「生保マネー、円安後押し 異次元緩和で外債シフトへ」という本紙の記事と矛盾するようだったので、一層、印象深かった。こういう深堀りこそ、編集委員の仕事ですな。 本紙の記事も、よく読めば、生保そのものが買っているのではなく、それを見越したヘッジファンドの「先回り」の動きだと分かるのだが、いずれにせよ、筆者は、金融緩和による円キャリーが始まり、円安を呼んでいるのだろうと思っていたから、「為替差益狙いの投機」とする小栗さんの指摘は新鮮だった。要するに、利益確定売りによって、円高へと巻き戻るおそれが十分にあるということだ。 さて、アベノミクスの成果は円安と株高である。円安が戻れば、当然、輸出
電機関連企業の3月末の株価は、昨年9月末に比べ、4割程度高い。では、業績はどうか? まず、各社の2013年3月期の営業利益予想を見よう。シャープは赤字を続け、その赤字額は12年3月期の4倍強になる。ソニーは、前年の赤字から回復するものの、11年3月期比で34.9%の減だ。パナソニックの営業利益は1219億円で前年比約3倍となるが、11年3月期の3052億円に比べ、半分以下だ。しかも、最終損益は7650億円の赤字になる。1950年以来の無配転落で、ボーナスも大幅に見直す。 12年3月期は、シャープやソニーの営業利益がマイナスになった年で、電機メーカーの業績悪化が大きなニュースとなった。これと比較すれば、13年3月期の予想は若干の改善だ。しかし、本格回復にはほど遠い。シャープのホンハイとの交渉は決裂し、同社の再建は厳しい状態だ。それなのに株価は約4割上昇している。赤字脱却の確実な保証がない企業
つい、先日の話ですが 「ご要望には何でもお応えします」 と言い切る、サービス精神旺盛な営業マンに遭遇しました。事務機器系の会社に勤めるDさん(26歳)。「聞きたいことがあるのだけど」と連絡すれば、すぐに飛んでくるフットワークのよさに加えて、無理難題にも応えようとする姿勢がとても好印象。お客様の声に耳を傾ける『顧客志向』で、営業成績も高いようです。 顧客志向と言えば、企業がお客の要望を聞く、お客様窓口のあり方も変わってきました。以前なら、お客様相談室に電話で要望を伝えたとしても、 「商品開発など、今後の参考にさせていただきます」 と回答があっても、具体的に社内で共有され、商品開発に反映される可能性は低いものでした。ところが大企業を中心にCSR(会社の社会的責任)の一環として、積極的にお客様から話を聞き、具体的な商品・サービス開発に反映させる傾向が出てきています。ある会社のHPをのぞいてみると
突然だが、マネジャーのみなさんは片付けが得意だろうか。デスクの上は整理・整頓されているか。 私は片付けを専門にお手伝いしている、日本初の「かたづけ士」。片付けは仕事の全ての土台であると考えている。そこでこの特集では「片付け、整理・整頓」という切り口から、マネジャー自身と部下のマネジメントに生かすヒントをお届けしたい。 手始めに朝。部下が仕事に取り掛かる様子をチェックしてみる。書類探しやパソコンの中のファイル探しから始めている、という社員が意外なほど多くいることに気づくだろう。 朝一番のとても大切なスタートダッシュの時間を、書類やファイルを探すためだけに、30分以上も当てている。片付けができている他の社員から大きく乗り遅れ、やっと仕事を始める。 片付けられないということは、自分自身の時間だけではなく、周りにいる組織やチームの人たちの時間まで奪うことになる。仕事の効率やパフォーマンスを知らず知
質問: 企業でマーケティングを担当しています。インターネットから届くユーザーの意見は参考になるものが多く、経営陣にも直接この声に触れてもらいたいと思っているのですが、当社にはそういった仕組みがありません。せっかくの顧客の声が埋もれており、非常にもったいないと感じています。エバーノートでは、顧客の声をどうやって経営層に届けていますか?(30代、女性、会社員) フィル:こんにちは、フィル・リービンです。今回は、ユーザーからのフィードバックをどう社内に伝えるかというご質問ですね。早速、考えてみましょう。 まずは、エバーノートの仕組みを紹介しますね。僕も、ツイッターアカウントを持っていて、毎日ユーザーの方々からたくさんのフィードバックを直接いただいています。ちなみにアカウントは「@plibin」です。プロフィールには、エバーノートのCEO(最高経営責任者)とはっきり明記しています。 こんなふうにC
足許で円安傾向が進んでいる。円・ドルの相場を見ると約4年ぶりの水準まで下落しており、100円の壁にチャレンジするのは時間の問題との見方が大勢だ。1ドル=100円の壁を抜けると、次の節目は2009年4月に付けた101円45銭あたりになるだろう。 円安傾向の背景には、国内輸入業者などの円売り・ドル買いに加えて、ヘッジファンドなど投機筋の円売り・高金利通貨買いのオペレーションがある。そうした取引は"円キャリートレーディング"と呼ばれる。彼らの"円キャリートレーディング"は、当面続くと見られ、円安傾向は今後もしばらく続くと予想される。 ヘッジファンドの"円キャリートレーディング" 投機筋が行う"円キャリートレーディング"は、金利の低い通貨で資金を借りて、それを高金利通貨で運用することによって金利差を獲得しようという考え方だ。金利差による収益を得るため、ヘッジファンドなどは数千億円単位でオペレーショ
アンゲラにおしおきされちゃうぞ、しらないぞ。 Dutch government to rein in austerity in break from EU policy (オランダ政府、EU政策離脱で緊縮政策緩和) By Andrew Trotman, and agencies Telegraph: 5:56PM BST 12 Apr 2013The Dutch government is to postpone some austerity measures, in a significant break away from EU policy that risks angering Germany. オランダ政府は緊縮政策の一部を延期することにしました。ドイツを怒らせる危険性のある、EU政策からの重大な離脱です。 Liberal Prime Minister Mark Rutte to
完全に宗教と化してませんか。 Europe's leaders would do well to listen to some constructive criticism (欧州の指導者は建設的な批判に耳を貸した方がヨロシイ) By Telegraph staff Telegraph: 9:33PM BST 11 Apr 2013When US Treasury Secretary Jacob J Lew arrived in Europe earlier this week for two days of talks with European Union officials and government ministers he might have been forgiven for expecting a sympathetic hearing. ジェイコブ・ルー米財務長官が、E
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