きし・ひろゆき/1962年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。経済財政政策担当大臣、総務大臣などの政務秘書官を務めた。現在、エイベックス顧問のほか、総合格闘技団体RIZINの運営などにも携わる。 岸博幸のクリエイティブ国富論 メディアや文化などソフトパワーを総称する「クリエイティブ産業」なる新概念が注目を集めている。その正しい捉え方と実践法を経済政策の論客が説く。 バックナンバー一覧 一部報道で補正予算での無駄な公共事業の復活が批判されていますが、無駄が起きているのは公共事業だけではありません。今年度補正予算の中には、イノベーションや大学発ベンチャーという流行りを悪用したもっとタチの悪い無駄、バラマキ予算があります。それは、文科省の「官民イノベーションプログラム」です。 プログラムの致命的な問題点 この事業は、国が4つの国立大学(東北大、東大、京大、大阪大)に合計1
米IDCが先ごろ公表したスマートフォン市場に関するリポートによると、今年の世界出荷台数は約12億台となり、昨年から19.3%増にとどまる見通しだ。世界のスマートフォン出荷台数は昨年1年間で39.2%伸び、初めて10億台の大台を突破した。だがここに来て北米や欧州、日本などの成熟市場で飽和状態に近づいており、今後は高い成長が見込めないという。 これに加え、これまで世界の成長エンジンとされてきた中国市場に初めて停滞が見られた。こうしたことからIDCは、世界出荷台数の前年比伸び率は2017年に8.3%、2018年に6.2%に低下すると予測している。 約2年ぶりに前四半期割れ、中国スマホ市場 これに先立ち同社が公表していた別のリポートによると、世界最大の市場である中国における昨年10~12月期の出荷台数は9083万台にとどまり、7~9月期の9487万台から4.3%減少した。IDCによると、それまで9
ここ1カ月、日経ソフトウエア増刊として出すことになった「日経WinPC 2014年春号」の編集作業に忙殺されていた。そんな中、2月の最終週に開催した弊社のイベント「Cloud Days Tokyo 2014春」で短い講演をするようにと言われ、悩んだ挙げ句にクラウドとはおよそ関係なさそうな「最新CPUの本当の性能」という題目にした。何しろ、パーツの記事しか編集していないのだから仕方ない。 最近のCPUの種類や性能を決めている要素についてごく簡単に紹介するという内容だったが、ありがたいことに、当日は立ち見を含めてステージ周辺が埋まるほどの人に集まっていただいた。私の次がITpro中村編集長の講演であり、そのためにいい場所を確保しようとお客さんが前もって集まっていたのだ、という気がしないでもなかったが、会場の反応を見ると、それなりに興味を持っていただけたようだ。そのときの話をベースに、最近のCP
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く