だから、「締め付け過ぎていたマネーの供給を増やしましょう」ってことを政府と日銀が始めたら、途端に雇用は増えて賃金も上がり始めてブラック企業は立ち行かなくなってきたんでしょうに。
我々は弾力的予算の原則が資本主義に必要な保護装置であり、極端なインフレやデフレを緩和するための手段として財政を用いることを学ぶ必要がある(FRB元議長マリナー・S・エクルズ)。*弾力的予算の原則=インフレ時に均衡財政を目指し、デフレ時に財政赤字を拡大し、国民経済を均衡させる原則。
財政健全化はデフレを脱却し、国民所得の成長なしに達成し得ない。課税は財源確保の手段ではなく、資金の流れを調整するための手段である。利益を生む需要を見つけられず、滞留する貯蓄を抱えている高所得者層に対しては増税を行い、消費税は減税すべきである(FRB元議長マリナー・S・エクルズ)。
問題は財政赤字が経済全体の不均衡の反映だということである。予算の不均衡の是正を望む前に、経済の不均衡を是正しなければならない(FRB元議長マリナー・S・エクルズ)。*エクルズは財政は収支の均衡ではなく、経済に対する影響により判断すべきという機能的財政論に到達していた。
資本主義経済で賃借は当然の経済行為であり、賃借の存在は債務の発生を意味する。債務の拡大なしに繁栄した時代はなく、債務の縮小なしにデフレに陥った時代はない。民間債務が減少し続けるデフレ期に政府債務も削減すると、デフレはさらに悪化する(FRB元議長マリナー・S・エクルズ)。
黒田日銀総裁就任と異次元緩和の導入というリフレ派の勝利ともいえるイベントにリフレ派界隈が沸く中、市井のリフレ派・リフレ派系言論は活気を見せていると言っていいだろう。 しかし、その中には、リフレ政策の議論の要諦を押さえず、ただ「貨幣を刷ればいい」というフレーズだけが一人歩きしているような言論も見られる。これはリフレ的議論の先駆者であるクルーグマンが、日本がはまった罠で、「貨幣をただ刷るだけではだめだ」と主張していたことを踏まえると、非常に情けないものに映る。 今回は、そもそもリフレ政策、その中心である非伝統的金融政策はどういった枠組みのもので、どう有効あるいは無効なのかを論じていく。本稿がリフレ政策議論における前提共有知識となれば幸いである。 非伝統的金融政策とは、あまり意識されていないかもしれないが、実は二種類に分けられる。 ①管理インフレ政策とそれを伴った量的緩和政策 ②長期債やリスク資
日本人はサービスはタダだと思ってるからな。客を目の前にすれば、低賃金で酷使されて精神肉体ともに疲弊しきっているバイト店員から、真心とかおもてなしとやらがいくらでも沸いて出てくると思ってやがんだ。
@glegory 追加緩和し税収を増やしてから再分配(社会保険料)などに使うべきなんですがね。企業向けの補正や補助金は無駄です...
「景気をよくするには労働者の賃金をあげることだ」と右手で頭を撫でながら、左手で「労働者に残業代を払うなんてとんでもない」とビンタをうつ人間は相手を馬鹿にしてるか憎んでるとしか思えんわ。
デロングがアイケングリーンの以下の近著の主張をProject Syndicateで紹介している。 Hall of Mirrors: The Great Depression, the Great Recession, and the Uses-and Misuses-of History 作者: Barry Eichengreen出版社/メーカー: Oxford Univ Pr発売日: 2015/01/02メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る Equitable Growthブログでは、その元原稿が紹介されている(デロングブログでのエントリ)。以下はそこからの引用。 Hall of Mirrors traces our tepid and inadequate response to the crisis in 2007-2009 to the triumph of mone
@sunafukin99 「復活だあ」の頃のクルーグマンは財政は一時しのぎの政策でインフレターゲットの「方が」重要と言ってましたが、リーマン後に財政による需要創出の重要性を強く言うようになりましたね。日本のリフレ派は前期クルーグマンの主張から抜けきっていないように思います。
新年度が始まった。アベノミクスもいよいよ3年目に入る。思えば黒田東彦日銀総裁が「異次元の金融緩和」に踏み切ったのは、2年前の4月4日だった。「白(川)から黒(田)」への大胆なレジームチェンジに、市場関係者は一様に衝撃を受けたものだ。とりかえずこの2年間の推移をまとめると、以下の3点に集約できるだろう。 いったい黒田日銀をどう評価すればいいのか? 1)とりあえず円安と株高と低金利を実現し、それらを持続させることに成功している。「日本国債暴落!」みたいなことにはなっていない。少なくとも今のところは。 2)実体経済の改善には時間がかかっている。ひとつは消費増税の影響が予想以上に大きかったからだが、それでもデフレ脱却には近づいてきた。 3)ただし石油価格の大幅下落のために、物価安定目標に掲げた「2年で2%」は無理っぽくなっている。どこかで旗を降ろさなければならないが、そのタイミングが難しい。 黒田
アベノミクスの下、日本は、主な「成果」は、少なくとも今のところは、物価上昇に賃上げが追い付かないことで生じた生活水準の低下だ。“@Reuters_co_jp: コラム:デフレとの闘いで見落とされてきた重大事実 http://t.co/sIDcWwMfhd”
高い利便性や安い商品を得るためにブラック労働を促進せざるを得ないのが新自由主義としたら、現代日本は世界で最も進化した新自由主義社会と言えるかも。
2015-04-04 デフレの本当のコスト 過去記事では「マイルドなデフレは経済成長を阻害しない」というAndrew Smithersの分析を紹介していますが、 Abenomics – Myths, Rhetoric and Reality I see Abenomics as being based on two myths. Myth 1 – The Japanese economy has underperformed relative to other G5 countries. Myth 2 – That this non-existent poor performance is due to deflation. Being myth based, current policies are failing to address Japan’s key issues. BISのQ
2015-04-03 「製造業縮小のすゝめ」に従った結果(暫定) 野口悠紀雄が強く主張する「製造業の海外移転」ですが、IMFのエコノミストは成長のブレーキ要因になっていると指摘しています。 Can Abenomics Succeed? Overcoming the Legacy of the Lost Decadesblog-imfdirect.imf.org Production offshoring, which initially contributed to the corporate deleveraging process, has recently occurred at the expense of domestic investment and exports from Japan … investment remains sluggish despite negativ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く