緊縮財政が正義!って世の中なんですか。
NY連銀のMarco Del Negroとプリンストン大のクリストファー・シムズが、「When Does a Central Bank’s Balance Sheet Require Fiscal Support?」というNY連銀スタッフレポートを書いている(H/T Economist's View経由のNY連銀ブログ)。 以下はその要旨。 Using a simple general equilibrium model, we argue that it would be appropriate for a central bank with a large balance sheet composed of long-duration nominal assets to have access to, and be willing to ask for, support for its
リフレ派及びリフレシンパは浜田宏一が自分と竹中平蔵の経済政策論が似すぎていると公言していることについてどう思っているのかな。浜田の弟子を自称している上念司は浜田の熱狂的信者なわけだから、上念司及び上念シンパは浜田宏一と竹中平蔵の経済政策論を支持していると考えるべきなんだろうね。
3月短観の景況は、こんなものかなと思っていたよ。日経にもあるように、設備投資計画がマイナスというのは失望させられる。これだけ金融緩和と法人減税をしているのに。大企業はこの数年で最低レベルのスタートだし、中小企業も低い。増税で需要を抜いたダメージはあまりに大きい。これでは中小の賃金の伸びまで心配になる。 驚きは、2月税収だ。このペースだと、補正後から2.8兆円も上ブレする。滝田洋一さんの読みどおりになっている。筆者も見通しを大幅に上方修正しないといけないな。しかし、これは円安や原油安メリットが企業収益として滞留していることも意味する。消費にまでトリクルダウンするか注目だ。 増税後遺症に悩まされているが、沖縄だけは、「消費税8%1年 沖縄県内影響なしの声」(4/1沖縄タイムス電子版)のようだ。円安で観光客が急増して、基幹産業が絶好調らしいから当然ではある。緊縮をしても外需があれば良いわけで、要
ホワイトカラーの生産性、それが組織として集合体となったときの生産性については、古今東西頭の痛い問題であり、いまだに多くの無駄が放置されている。とりわけ、時間に対する感覚は、個人以上に組織のほうがルーズであり、それが莫大な損失につながっているという。弊誌2013年5月号論文「ドリーム・チームは機能するか」執筆者のひとり、ジェームズ・ルート氏に聞いた。 戦略が実行段階でつまずく4つの理由 ――日本企業の生産性は、他国に比べて低いのでしょうか。 その議論はかれこれ15年以上続いていますね。問題は、製造セクターの生産性の高さに比べて、サービス・セクターの生産性が低いことです。世界でサービス化が進むなか、この懸念がさらに重大なものとなってきたように思います。 ジェームズ・ルート(James Root) ベイン・アンド・カンパニー香港オフィスのパートナー。 25年以上にわたり、日本、アジア、北米、欧州
2015-04-02 製造業縮小のすゝめ 野口悠紀雄は長年「製造業縮小」を唱えています。 アベノミクス:バブル崩壊25年 「結局、日本人はバブルから何も学んでいない」 - 毎日新聞mainichi.jp 日本の製造業も縮小するか、あるいは変身を図るべきです。国外に行くのが正しい方向だ。 野口から見れば不十分なのでしょうが、日本の製造業は過去20年間で大幅に縮小しています。給与所得者数は、クリントン大統領(当時)の円高誘導が始まった1993年のピークから30%も減少しています。 雇用の「製造業→非製造業シフト」が生じているわけですが、非製造業の平均給与は製造業より25%も低水準です(2013年)。野口の「製造業縮小のすゝめ」は「給与水準低下のすゝめ」を意味します。 製造業は、雇用を減らしつつ給与水準を維持しています。 一方、非製造業は、雇用を増やしながらも平均給与は金融システム危機がピークに
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