clangでPDBファイルが出力できるようになったりしたので、WSLのmake使ってWindowsの実行ファイルをビルドするMakefileを書いてみました。 方針としては、clang++.exeで依存関係ファイルの生成、clang-cl.exeでコンパイル、lld-link.exeでリンクを行います。 準備 次のものをインストールしておきます。 Visual Studio LLVM/clang Windows Subsystem for Linux (WSL) 1 LLVM/clangのパスを通して、WSLのLinuxのclangではなくWindowsのclangを使用します。WSLならclang++.exe等を利用できるようにします。 今回の環境は以下のようにしています。 ArchWSL GNU Make 4.2.1 Visual Studio 2017 Community(14.13