福島原発事故−判断しないよりまし (2012年2月23日脱稿) 2月21日、米原子力規制委員会(NRC)は、福島第一原発の事故発生から10日間の議事録を公開した。1〜3号機のメルトダウン(炉心溶融)や4号機の使用済み核燃料プールの危険性などが指摘されて、日本政府が20キロ圏に避難指示を出す中、アメリカは早々に半径50マイル(約80キロ)圏の避難勧告を出した。その状況が明らかにされた。 実は、今回の開示内容は、それほど驚くものではない。リアルタイムで報道されてきた事実と大きく異なるものではないからである。ただし、今後の教訓という意味でも、当時を振り返っておくことは大切だと思われる。 東日本大震災に対する世界各国の支援は迅速だった。3月13日(震災3日目)早朝には、アメリカは海軍太平洋艦隊の原子力空母ロナルド・レーガンを福島第一原発から北東約180キロに派遣し、「トモダチ作戦」と称して支援活動
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