菅直人首相の妻、伸子夫人(65)が、国会で号泣した海江田万里経産相を「私だったら涙を流すような人とはさっさと別れる」と揶揄していたことが分かった。四面楚歌の夫に続投意欲を強く吹き込みながら、逆らう者は冷徹に斬り捨てる。その姿は、権力者を狂わせて世を乱した歴史上の“傾国の美女”にどこか似ている。 注目発言は7月31日夜、公邸で菅首相が民主党の菅グループ議員と開いた懇談の中で飛び出した。 出席者によれば、海江田氏が同21日の参院予算委員会で左の手のひらに「忍」の字を書き込んで答弁したことが話題になり、菅首相は「『忍』の字は以前から執務室に飾ってある」と明かした。 途中から伸子夫人も参加。同29日の衆院経産委員会で海江田氏が「辞めるといって辞めないのは菅首相と同じ」と言われて悔し涙を流したことに触れ、菅首相に対し、「泣くような人に大臣は任せられない。あなたが泣いたら別れるわよ」とハッパをか