現在、米国民の6割以上が過体重(肥満の一歩手前)または肥満の状態にある。1997年から2007年の10年の間に、肥満率は19.4%から26.6%に増加した。このペースで増え続けると、2015年には国民の41%が肥満になる計算だという。 特に早いペースで肥満が進んでいるのが、小中高生だ。過去20年間に、6~11歳の子どもの肥満率は3倍になった。いまや、糖尿病は「成人病」ではなく、子どもの間でもそう珍しくはない病気だ。ほかにも心臓病、高血圧、癌、ぜんそくなど、肥満が原因の疾病の医療費が大きな問題となっている。(文中敬称略) 人気シェフが給食改革に乗り出した