2024年度前半に紙幣(日本銀行券)が一新され、1万円札の図柄に実業家の渋沢栄一が決まったことについて、韓国メディアから厳しい反応が相次いでいる。渋沢が設立した銀行が日韓併合前に朝鮮半島に進出し、「日本の利権侵奪を主導した」、というのがその理由だ。この銀行は朝鮮半島で初の近代的紙幣を発行したことでも知られ、その図柄に登場したのも渋沢で、これは韓国にとって「恥辱」だという主張もある。 これに対して、日本側からも「売り言葉に買い言葉」とばかりに、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)で知られる豊臣秀吉や加藤清正の採用も「検討すべきかもしれない」と皮肉る声が上がっている。 朝鮮半島で発行された紙幣の図柄にも... 渋沢は日本最古の銀行「第一国立銀行」の設立に関わったことで知られる。同銀行は、朝鮮半島に進出し、後身の「第一銀行」を経て1902年に紙幣「第一銀行券」の発行を始めた。図柄には当時の頭取だった渋沢が
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