最近、幸せについてよく考える。人生を歩む上で、なにが幸せを形成するのか?お金、名誉、キャリア、人、ルックス、人脈など、様々。 僕が20歳の時に行った、初めての留学留学先であるフィリピンでは、ある衝撃を受けた。それは、彼らが1日働いて得られる賃金は、日本人の1時間の時給と同じなのに、日本人より彼らの方が、はるかに幸せそうに暮らしていたことだ。 もちろん、僕がみた人たちはフィリピンの中でも、まだ裕福な人かもしれないし、彼らが裏で抱えている本質的な問題も理解できていないかもしれない。しかし、日本は昔に比べ、はるかに豊かになったのに、朝に見る通勤電車の光景は、お世辞にも明るい光景とは言えないのだ。 経済学の分野で注目されている考え方に、「イースタンリンのパラドックス(幸福のパラドクス)」がある。経済学者のリチャード・イースタリンは、「豊かな人ほど幸福な傾向はあるものの、国平均所得と国民の平均的な幸
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