最近「音声」の話題が増えている。Clubhouseのヒットも音声がらみだし、日本で春に向けて大手携帯電話事業者が打ち出す料金プランの中でも「通話」の扱いがポイントになってきている。 コミュニケーションとしての「音声」とコンテンツとしての「音声」、方向性は違うものだが、奥底にある「声」という要素には共通性があり、さらに、データ通信コスト構造の変化が強い後押しとなっている点も共通している。 「音声」とそれを取り巻くテクノロジーの今について、少し考えてみることにしよう。 この記事について この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2021年2月22日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから。 音声コミュニケーションとその歴史 言うまでもなく、アナログ技術が主