プラネタリウムの天井に映し出された天文図を見る参加者たち=22日午前、奈良県橿原市、森井英二郎撮影 奈良県明日香村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で開かれているキトラ古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)の四神壁画の特別公開を記念し、古代人が描いた星座に思いをはせるイベント「プラネタリウムでキトラ体験」が22日、同県橿原市の県立橿原考古学研究所で開かれた。親子連れら約50人が参加、橿考研の職員らが、キトラ古墳の石室天井の天文図(直径約60センチ)と現在の星座を比較しながらわかりやすく解説した。 大阪市立科学館から借りた日本最大級の移動式プラネタリウムのドーム形スクリーン(直径7メートル、高さ4.5メートル)に星が映し出されると、子どもたちから大きな歓声が上がった。星座や太陽、月を金箔(きんぱく)や朱線などで表したキトラ古墳の天文図は2007〜08年に劣化のためはぎ取られた。現在も修理中でま