2012年06月06日 中国の人工増雨による雨量は年間約500億立方メートルに達する。人工的に雨を降らせるために散布されるヨウ化銀などの触媒は、生態環境に悪影響を及ぼさないのだろうか?中国気象局の鄭国光局長はこれについて、「ヨウ化銀、ドライアイス、液体窒素などの触媒が環境に及ぼす影響はごくわずかである」とした。人民日報が6日に報じた。 鄭局長は6日、中国政府網を訪れ、気象防災・減災、気候変動への対応についてネットユーザーと交流を行い、次のように述べた。 干ばつの時期に行われる人工増雨に注目が集まっているが、干ばつの季節に人工増雨に適した天候条件がそろうことは実は少ない。快晴の日に人工的に雨を降らすのは不可能だ。中国大陸では毎年6.1兆立方メートルの雨が降る。人工増雨で増える雨量には限りがあり、増加するのは10%-15%のみだ。人工増雨の量は年間約500億立方メートルとなる。 我々はヨウ化銀