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ブックマーク / satoshi.blogs.com (37)

  • AppBankインタビュー

    ここしばらくこのブログのアカウント(Typepad)の調子が悪くブログの更新ができなかったのだが、ようやく復活。サイドバーの問題もこれで解決できた。April Foolのジョークができなかったのが残念だが、しかたがない。 仕事でもスポーツでもなんでも、新しいことを始めること利点の一つは、人との出会い。Big Canvasを立ち上げてから、いろいろと新しい知り合いが出来たのだが、その中でも極めつけの人たちがAppBankの二人。いろいろな意味で「正のオーラ」を出しまくっている人たちなので、そのエネルギーをもらうためだけでも日に行く価値があるとも言える二人。 私が3日しか日に滞在しなかったにも関わらず、そこにNPO法人「ドリームワークス」の記者発表(参照 )と、「iPhone・iPod touchラボ×AppBank共同インタビュー」(参照 )を押し込んでしまう機動力は当にすごいと思う。

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    haida 2009/04/02
    「生きてるだけで丸儲け」
  • 単なる「低コストの外注先」ではなくなりつつあるインドのIT産業

    今週はMBAの授業の一環でインドのいくつかの企業を訪ねてまわっているのだが、今日行ったのはInfoSys。 InfoSysは、Fortuneマガジンが"Top Companies for Leaders 2007' list"の10位に選んだ、インドの「IT産業」の花形。

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    haida 2009/03/10
  • マルチスレッド・プログラミングの落とし穴、その2

    ずいぶん前に、「マルチスレッド・プログラミングの落とし穴、その1(かもしれない)」というエントリーを書いたが、今回はPhotoShareサーバーを運営していて、まさにこのあたりの深い考察が必要になって来たので、良い機会なので続編エントリー。 PhotoShareのバックエンドのようにCRUD(Create/Read/Update/Delete)のAPIをサポートするバックエンドを作る場合、Create/Update/Deleteのリクエストに対してはクライアントからのAPIコール時にすぐに(HTTP Requestに返事をする前に)データベースに変更を加え、Readの際にも(キャッシュを使う・使わないを別にして)データベースの最新の状況を反映するデータを返すように設計するのが普通である。 このアーキテクチャの問題は、ユーザーのアクティビティが増えた時に、データベースやI/Oがボトルネックと

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    haida 2008/09/26
  • ターゲット・ユーザーとユーザー・シナリオを絞り込んで大手との直接競合を避けるビジネス戦略

    PhotoShareがiPhoneユーザーのみを対象にしていることに対して、「なぜ他の携帯電話もサポートしないの」「なぜウェブから写真を投稿できるようにしないの」という質問を良く受ける。 答えは単純で、「新しい会社で全く新しいサービスを作るのだから、ターゲット・ユーザーとユーザー・シナリオを絞り込んで、大手SNSサービスとのはっきりした差別化をはかる必要があるから」である。 ふたたび、今読んでいる"Marketing Management"(MBAの教科書)から引用する。 Successful new firm formation typically requires a competitive strategy that delivers superior value to a narrowly defined target segment in a way that either av

  • App Storeついに開店、そしてBig Canvas PhotoShareも世界にデビュー

    iPhone OS 2.0のリリースに先駆けて、App Storeがついにオープンした。待ちに待ったBig Canvas最初のアプリ、PhotoShareの世界に向けたリリースだ。PhotoShareはその名前の通り「写真共有アプリ」。iPhoneで撮影した写真を友達や家族と共有することにより、「経験の共有」をしようというコミュニケーション・ツールだ。 PhotoShareの特徴はとにかく使いやすいこと。Flickr、Facebook、MySpace などの既存のSNS向けの専用iPhoneアプリがたくさん出てくることは当然予想できた(そして実際出て来た)。それにも関わらず、PhotoShareを独自のウェブ・サービスとあわせて開発をしたのは、「iPhoneに最適化されたおもてなし」を提供するため。ユーザー登録が不要なところ、すべての通信が非同期で行われること、友達や家族の招待がとても簡単

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    haida 2008/07/11
  • ユーザー参加型コンテンツビジネスのまとめ

    最近CGM(Consumer Generated Media)関連の質問をされることが多いので、一度頭の中にあるものを整理する意味でも、箇条書きにしておく。 従来のWeb1.0的なコンテンツビジネスと比べた時の利点 ・常に新鮮なコンテンツをコストをかけずに提供できる点 ・バイラルマーケティング効果(コンテンツを作ったユーザーが他の人に宣伝してくれる) ・根的にコミュニケーションツールであること(人がオンラインになるのは、他の人と繋がるため) ・ユーザーの数が増えれば増えるほどサービスの価値が上がる点 ・長く使えば使うほど、そのユーザー自身の財産が形成され、サービスから離れにくくなる点 意識しておくべき点 ・自社コンテンツを持っていない企業が新規参入できる点 ・ユーザーは予想もしない使い方をすることがあること ・コミュニティの作られ方しだいでサービスの質が大きく左右されること ・積極的に参

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    haida 2008/07/06
  • iPhoneが作り出す「小さな現実歪曲空間」

    iPhone登場以来すっかりAppleファン(=マカー:ただし、この呼び方を蔑視と見る人もいるので要注意→コメント欄参照)になり、しまいにはメインの開発マシンまでMacにしてしまった私だが、この「アップル教」とまで呼ばれるApple好きの人たちの言動と、それ以外の人たちがAppleファンに対して持つ違和感をどう説明したら良いものかと考えていたら、良い答えを見つけた。 Apple社は,Don Norman氏の教えの信奉者であるようにも見える。有名な認知心理学者で,Steve Jobs氏が復帰する前のApple社に勤務していたNorman氏は,「感情に訴えるデザイン(emotional design)」を主張している。デザイナーは,消費者と製品の間に感情的な絆を作り上げるべきとの発想である。これに成功すれば,消費者は製品の様々な欠点を見逃してくれるようになる(関連記事)。Steve Jobs

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    haida 2008/06/25
  • プラットフォームを選ぶということ

    この業界で仕事をしていると、しばしば迫られるのが「どのプラットフォームに向けて商品開発をして行くのか」という決断。会社としての経営判断の場合もあれば、個人のスキルアップやキャリアパスのための判断の場合もあるが、いずれにしろ限られたリソース・時間をいかに有効に使うか、という点ではとても大切。 パソコン用のソフトウェアであれば、「Windows向けに作るのかMac向けに作るのか」というOSレベルでの選択肢もあるし、「Windows Vista独自の機能を使って差別化を図るのか、それともWindows XPでもちゃんと動くように作ってまずは大きな市場をとりに行くのか」というOSのバージョンレベルでの選択肢もある。もちろん「そもそも特定のOS向けのアプリを作るべきか、それとも、すべてウェブ・アプリケーションとして作るか」というアーキテクチャ・レベルでの選択肢もある。 「少なくともここ数ヶ月はiPh

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    haida 2008/05/13
  • Life is beautiful: Javascriptクイズ(中級者向け):無名関数と実行効率の話

    Javascriptを使い始めたばかりの太郎君に、上司の花子さんから「スタイルシート用のスタイル名をDOMからアクセス可能なプロパティ名に変更するJavascriptのライブラリを作って欲しい」という課題が与えられました。何のことか分からずにポカンとしている太郎君に、花子さんは「"font-style" を"fontStyle"に変更する関数を作ればいいのよ」と言い残して立ち去ってしまいます。 O'ReillyのJavascriptとしばらく格闘した太郎君は、やっとライブラリを完成させます。 function capitalize(str) { return str.charAt(1).toUpperCase(); } function style2prop(str) { return str.replace(/-[a-z]/g, capitalize); } "font-style"が

  • Life is beautiful: Javascript、クロージャを使ったプライベート関数の隠蔽について

    (このエントリーは「Javascriptクイズ:無名関数と実行効率の話」の続編。) 「???」と頭をかしげる太郎に、「じゃあ、これだったらどうかな?」と三郎はコードを書き始めます。 function code2name(code) { var mapping = { 'us': 'United States', 'ja': 'Japan', 'ko': 'Korea', 'ru': 'Russa', 'uk': 'United Kingdom', 'fr': 'France', 'cc': 'China', 'gw': 'Germany' }; return mapping[code] || '(unknown)'; } 「カントリーコードを国名に変換しているんですね。」と太郎。 「どこが問題だか分かる?」 「うーん、マッピングのためのオブジェクトを毎回作り直しているところかな。」 「そう

  • Life is beautiful: 優秀なナースがいるとシステムがなかなか改善されないという話

    「Why hospitals don't learn from failures(なぜ病院は失敗から学ばないのか)」という論文を読んでなるほどと思う部分があったので、ここにメモ代わりに書いておく。 この論文の筆者(TuckerとEdmondson)は、医療ミスがなかなか減らない原因を探るために、全米の10の病院を長期間に渡って調査・研究したのだが、その結果判明したのは、「システムの改善」という観点からは、ナースの優秀さと勤勉さが逆効果になっているという皮肉な話。 「優秀なナース」の定義はどこでも同じで、「目の前の患者が必要としているものを、あらゆる障害を乗り越えていち早く提供する」こと。取り替えるべきシーツが不足していれば別の階に走って行って調達してくるし、新米のナースのミスにはいちいち噛み付くこともなくそのミスを取り繕う。そんなナースたちにとっては、その手の「不具合」や「障害」は避けられ

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    haida 2007/12/05
    あいつはものすごく口うるさいけど、仕事もものすごく出来る」と言われるのが理想
  • マルチ・スレッド(multi-thread)プログラミングの落とし穴、その1(かもしれない)

    ここのところ技術系ブロガーの間で話題になっている、「C10K問題(参照1、参照2)」は、ひとことで言えば、多くのウェブ・サーバーで採用されているmulti-threadやmulti-processに頼った(もしくは頼りすぎた)多重処理というアーキテクチャーのスケーラビリティに対する極めてまっとうな警告である。 この話は、決して最近になって始まった話ではなく、パソコン業界ではパソコンのOSにpreemptiveなマルチタスクが導入されはじめた90年代の前半から、さらに遡ると、DECを中心にテクノロジーが進化したミニコンの時代から、ソフトウェア・エンジニアたちの間で盛んに討論されてきたテーマである(さすがに、メインフレーム時代の話は私は知らない)。 十数年を経た今でも、いまだに決着が付いていないこの問題は、私の大好きなテーマの一つでもあるし、もし私が博士号をこれから取得しようとするのであれば、

  • Life is beautiful: 図解、イノベーションのジレンマ

    私がマイクロソフトをやめるキッカケを作ったのが、「イノベーションのジレンマ」というだということは、以前にも書いた。IT業界でビジネスをしている限り、大きな会社にいようと、小さなベンチャー企業にいようと、このに書いてあることを日々意識しながら仕事をするかどうかは大きな違いを生むはずだ。 このブログでも何度も引用しながら、一度もちゃんと解説を書いたことがなかったことに気が付いたので、今日のエントリーは、このに書かれているコンセプトの解説。 そう思っていつもの様に書き始めたのだが、文字だけではとても伝えにくいコンセプトだ。しかし、図解と言えばパワポ、というのもありきたりすぎるので、会社の廊下にあるホワイトボードに手書きで描いた図を、携帯電話で撮影したものを使うことにした。通りがかった社員にも見てもらえるので、一石二鳥である。 上の図は、このに書かれたコンセプトを一般化したもの。ブルーのラ

  • ブログを書くこと=未来を自ら創造すること

    昨日の私のエントリーに、Makiさんという方から寄せられたコメントに対して、私なりの返答をしたのだが、コメント欄に眠らせておくのはもったいない会話なので、ここに独立したエントリーとして貼り付けておく。 Maki: Satoshiさん、今回のテーマはとても興味があります。個人的には、大きな社会概念・通念自体が変化しつつあるのではないかと思われます。つまり、Thomas L. Friedmanが「The World is Flat」で述べた『Globalization 3.0』によって、単に、世界が水平的にネットワークで接続されただけではなく、『PullからPushへ』すべてのものが転換していると・・・。これまで企業も個人も、大抵の場合、受け手でありました。その背景には、情報を伝達するツールやインフラは放送局や新聞社、雑誌社などのメディアが主な役割を果たしてきました。しかし、現在、われわれの日

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    haida 2007/11/27
  • Life is beautiful: ビル・ゲイツの面接試験―私の場合

    マイクロソフトの採用面接がユニークであることは、「ビル・ゲイツの面接試験-富士山をどう動かしますか」というで一時話題になった。もちろん、私自身もマイクロソフト社で面接官として数え切れないほどのエンジニアの面接を担当し、自分なりに工夫して作り出した試験問題を幾つも用意していた。今日は、その一つを披露して、得意のうんちくを展開しよう。 [問題] 二次元座標上に、それぞれの辺がX軸・Y軸と平行に置かれた長方形Aと長方形Bがあるとする。その時、長方形Aと長方形Bが一部でも重なるかどうかを判断する条件式を書け。フォーマットは、CやJavaなどのコンピューター言語でも良し、単なる数式でも良い。制限時間は30分。ただし、考えていることを声に出し、ホワイト・ボードを使って自分の考えのプロセスを説明しながら解くこと。 もし、これからプロのソフトウェア・エンジニアを目指そうという理科系の学生がこのブログを

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    haida 2007/11/27
  • androidは電気羊の夢を見るか?

    普通はエントリーを書いてからタイトルを決める私だが、今回はタイトルが先。Googleandroid に関しては色々と書かれているが、携帯電話業界側から見た感想としては、海部さんのこれが一番端的。 そういえば、その昔、シンビアンが立ち上がったときも、日からもドコモや端末メーカーがわんさか参加して、大騒ぎだったなぁ。で、結局一人、また一人と去っていき、最後にはノキアだけが残った。「デジャヴュ」感。【Tech Mom from Silicon Valleyより引用】 特にメンバーを見ると、Java VMで飯をっているはずのアプリックス、BREW OSをWCDMA端末にまで広めようとしているQualcomm、J2ME/MIDPのコンソーシアムに加わっていながら独自のJava(DoJa)で先走ってしまったNTT DoCoMo、つい最近 Sony EricssonのUIQに共同出資したばかり

  • Ruby on Rails: なぜActiveRecordが必要なのか?

    Railsの勉強がしばらくストップしてしまったので、今日はビデオを見てお勉強。Rails Envyの「ActiveRecord Tutorial」は長さも25分とちょうど良いし、「ActiveRecordとはなんぞや」を具体例を交えて簡潔に教えてくれるのでとても良い勉強になる。 英語だが、冒頭の部分を乗り越えればあとはプログラミングの話なので、日人にもそれほど難しくないはず。念のため、オープニングの部分のみ、超訳しておいた。 ActiveRecordのアイデアは、いったいどこから来たのか? まずは"Active Record"の意味から (ActiveRecordではない点に注意) "Active Record"とは、デザイン・パターンの一つ。 どうやってデータベースにアクセスするか? SQLにプログラムから直接アクセスする方法もあるが...ちょっと不便 データベースのテーブルをオブジェ

  • Life is beautiful: 起業の時に意識すべき「会社の存在理由」

    今週末は、たまっていた資料を一気に読破。読み過ぎでいささか傷ぎみだが、その中に出て来たフレーズで最も気に入ったものはこれ。 Disney's core purpose is to make people happy - not to build theme parks and make cartoons. これは、"Building Your Company's Vision (Collins and Porras, Harvard Business Review, September 1996)"の一節だが、筆者が伝えようとしていることは、ディズニーという企業の存在理由は「人々を幸せにする」ことにあり、テーマパークやアニメを作るなどの活動は、その目的を達成するための手段でしかない、ということ。「利益を上げて株主の利益を最大化すること」すら目的ではなく手段である。 少し前に、「君の夢は」

  • gPhone雑感:「モバイル・プラットフォーム戦国時代」の幕開けだ

    今朝になって、話題のgPhoneがアナウンスされた(参照1)訳だが、大方の予想を裏切ってそれはデバイスではなくてソフトウェア、それも2005年にGoogleが買収したandroidという会社の作っていたLinuxベースのマイクロ・カーネルと、バーチャル・マシン。androidの買収とともにGoogleに入ったAndy Rubinがandroidの前に作ったSidekick (Danger Inc.)の中身を良く知る私としては、「これってDanger OSとどこがちがうんねん?」という感じ。 ほぼ同じ時期に会社をスタートしたこともあり、Dangerの連中とはスタートアップ当時から一緒に仕事をし、サードパーティとしてSidekick向けのソフトウェアを作った数少ない会社の一つがうちの会社UIEvolution Inc.だ(資料2)。 Javaに似てはいるが微妙に異なるバーチャル・マシンを持ち、

  • 優秀なエンジニアは「入社時のスキルを問わない会社」には就職してはいけない

    ちまたで問題になっているIPAフォーラム2007に参加した学生がエントリーを書いているのだが、それが半端じゃないぐらいのエンターテイメント。 ...IT産業というよりSIerの人気がないことについて語りたいだけなんじゃないかという顔ぶれだったし... ...はてなブックマークのコメントを見ている限りでは、パネリストの方々は相当現実の見えていない発言をしているようだ。... ...ITを専攻している学生達からは、「就職時にITスキルが問われないのだとしたら、大学でやっていることには何の意味があるのか」という質問が出ていたのだけど、明確な回答はなかったと思う。その人たちは、ちょっとショックを受けていたような気がする。... ...その流れで、「入社時にITのスキルを問わないというのは、Googleのような企業の方針とは反対であるが、それですばらしいサービスを作ることができるのか」という質問が出

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    haida 2007/11/09