いつも通り朝のランニングをしている時でした。目の前の信号が赤になったのでペースをゆるめ走っていました。するとフラフラとした足取りで道路を渡ろうとする少年が。 「危ないっ!」 思わず叫びながらその子を止めた。 『あぁ…赤か…』 虚ろな目をした少年はそう呟くと、道路の端に座り込んでしまった。 明らかに様子がおかしい。「大丈夫?」「しんどい?」言葉をかける私。 『だぃじょ…ぶ…』大丈夫ではないことは分かった。 この日は37度の最高気温が予報された大阪。まだ朝の9時前だったけど30度は越えていたのだろう。直射日光に照らされ変な汗をかいていた少年。 熱中症かもしれない。 私は木陰にタオルを敷きその子を横に寝させて、持っていた保冷剤で首元を冷やした。救急車を呼ぼうとすると繰り返し『大丈夫だから…大丈夫だから』と言って『喉がかわいた』と言う。少年は水筒を持っていない。側の自販機でポカリを買って飲ませた。
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