近頃ネットのとある界隈では「読まないと恥ずかしいSF小説10選!」とか「本当に読むべきSF小説13冊!」など、大仰な文句をつけてオススメのSF小説を晒してはあーだこーだと盛り上がるのがブームになっているらしい。 しかし片っ端から目にしたところ、そのどれもが筆者から言わせてもらえばオススメされた作品郡はクオリティや信頼性に欠ける。まるで聞きかじりの素人である。大体大げさなフレーズで人の心を惹きつけるものというのは往々にしてクオリティに自信がないものばかりだ。 そこで、恥ずかしい思いをしたくない読者方々のために、あえてこのような表現を使わせてもらうが、「本当に読んでおくべき」SF小説4冊を筆者がオススメしていこうと思う。 SF小説の世界の扉を叩きたい、そんな読者諸君の参考になればこれ幸いである。 【1】「太陽と月のダンス」 アルフレッド・ペプラー 【あらすじ】 少年ハマーンはある日、自分の意識