【上海時事】オーストラリアの資産家クライブ・パーマー氏が先月30日、中国の造船会社に発注したと発表した豪華客船「タイタニック2号」に対し、中国国内で実現性を疑問視する見方が浮上している。世界一の造船大国になったとはいえ、中国の造船会社が豪華客船を建造した実績はなく、技術もないことを業界も認めているためだ。 3日付の中国紙・毎日経済新聞によると、造船業界団体、中国船舶工業協会の張広欽会長はこのほど、「豪華客船建造に求められる技術はとても高く、わが国にはまだ能力がない。大手企業でも技術を蓄積している段階だ」と明言した。 【関連記事】 〔写真特集〕タイタニック号の悲劇〜沈没から100年〜 〔写真特集〕世界の豪華客船 〔写真特集〕日本最大の豪華客船「飛鳥2」 〔写真特集〕中国版新幹線CRH〜「そっくり」だけど独自開発〜 〔写真特集〕ニセモノ?ぞろぞろ