インターネットの掲示板「2ちゃんねる」で違法薬物の密売に関する書き込みを放置したとして20日、元の管理人が書類送検されたことを受けて、管理者側の責任を定めた新たなルール作りを求める声が上がる一方で、責任の追及は慎重に行われるべきだとする意見も出ています。 国内最大規模のインターネットの掲示板「2ちゃんねる」で、違法薬物の密売に関する書き込みを削除せずに放置して結果的に覚醒剤の密売事件を助長した疑いがあるとして、警視庁は掲示板を開設した西村博之元管理人(36)を20日、麻薬特例法違反のほう助の疑いで書類送検しました。 問題の覚醒剤の密売事件では、去年5月、密売を持ちかける書き込みをした55歳の男が逮捕されていますが、警視庁によりますと、男は「2ちゃんねるは違法薬物に関する書き込みが多く、消されることがないので取り引きがしやすいと思った。毎月100件くらいの密売をしていた」などと供述していたと