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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (45)

  • 【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 IV:日経ビジネスオンライン

    スニーカー文庫編集長、野崎岳彦氏 同編集部「涼宮ハルヒ」シリーズ担当、坂浩一氏 聞き手:日経ビジネスオンライン 山中 浩之 「あの第1話を見て編集部は、正直、どう思ったのか」 -- 放映第1話の「朝比奈ミクルの冒険」を、原作の版元であるスニーカー文庫の編集部で、皆さんで見たと。 坂 会議室でプロジェクターを使って、編集部を集めて試写をしたところ、全員が… ―― どうでしたか。 坂 呆然としていました(笑)。 第1話に、呆然と静まりかえった編集部 ―― それは何というか、アレをいきなり見せられた方の気持ちを考えるとあまりあります。 坂 全員が呆然とした、と言いましたが、その中でも「濃い」人間は、「いや、これはすごい!」「傑作だ!」と言っているんですけど。 野崎 ある意味、侃々諤々でした、その場では。 坂 当に実際の放送をしたときのネットでの感想とか、そういったところの感想の縮図が

    【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 IV:日経ビジネスオンライン
  • 【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 III:日経ビジネスオンライン

    スニーカー文庫編集長、野崎岳彦氏 同編集部「涼宮ハルヒ」シリーズ担当、坂浩一氏 聞き手:日経ビジネスオンライン 山中 浩之 「原作はなぜバカ売れしたのだろう」 -- 深夜枠・放映局の少なさ・放映期間の短さと、原作の小説が売れるためには悪条件が揃っていたアニメの『ハルヒ』。なのに、放映が始まるやいなや、全巻まとめ買いが続出して、1カ月で70万部強が売れるヒットになった。もちろんアニメはすごく高品質にできていますが、今、ライトノベル原作のアニメは山ほどあるし、その中には『ハルヒ』より元々売れていた原作もありますね。 中にはひどいアニメ化もあるでしょうが、おそらく原作を読んだ方が、失望しないぐらいのものにはなっているんだろうなと思うんですよ。いくつか見ている者の実感として。 だけどそれで、原作のが「Amazon」や書店でがーっと売れたという話は、他では聞かないんですよね。その理由を、を作

    【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 III:日経ビジネスオンライン
  • 【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 II:日経ビジネスオンライン

    スニーカー文庫編集長、野崎岳彦氏 同編集部「涼宮ハルヒ」シリーズ担当、坂浩一氏 聞き手:日経ビジネスオンライン 山中 浩之 「ハルヒのアニメ化はどう始まったのか」 -- まず、小説のアニメ化っていつ頃からお話が動くんでしょうか。 坂 実際は放送の1年半ぐらい前から話自体はあったと思います。制作が始まってから、原作サイドとしての関わりとしては1年ぐらいですね。 野崎 ちょっと補足すると、大手の集英社さん、講談社さんを筆頭に、出版社が自社の原作の映像化、アニメ化をする例は数多いですが、同じ部署というか、同じ事業部内で映像の制作部門、「衣」が付かない方(※業界の慣例で、コンテンツを作ることを「制作」、その資金を出すことを「製作」と表記する)を持っている例はかなり少ない。 なので、その意味では『ハルヒ』に限らず、角川では許諾案件じゃないもの、すなわち角川が制作元になって、製作委員会としての幹事

    【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 II:日経ビジネスオンライン
  • 【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 I:日経ビジネスオンライン

    「涼宮ハルヒ」という名前に心当たりはあるでしょうか? 彼女は、今年のアニメーションの話題をかっさらっていった「涼宮ハルヒの憂」のヒロイン。4月のアニメ放映開始後、原作は150万部を売り、主題歌や挿入歌集はチャート上位に続々進出、DVDもアニメでは久しくなかった売れ行きなのです。 この「ハルヒ」、懐かしの「ヤマト」「ガンダム」「エヴァンゲリオン」とちょっと違うのは、「深夜枠」で「UHFローカル中心でわずか11局での放映」で、14話という「短期間」なこと。 広告宣伝が大量投入されたわけでもないし、同じジャンルでもっと原作が売れていたアニメは沢山ある。 売れる要素、売るための仕掛けはそれほどないように見えるのに、数字はみるみるメジャー級に上がっていった。話題が大きくなった理由はウェブ上で熱烈に支持したファンの行動にあり、それゆえ「ハルヒこそ、ユーザー参加型Web2.0的コンテンツ」と、主張する

    【ヒットの“共犯者”に聞く】 涼宮ハルヒの場合 I:日経ビジネスオンライン
  • 『ジパング』のかわぐちかいじが問う「戦後」:日経ビジネスオンライン

    60年前の日にタイムスリップした海上自衛隊の護衛艦「みらい」。平和な時代に生きている自衛官たちが、ある日突然、太平洋戦争のただ中に放り出され、否応なく戦争に巻き込まれてゆく――。 『ジパング』は、歴史改編というSF仕立ての形を取りつつ、自衛官の角松と、帝国海軍軍人・草加の対立を通して「戦後の日」への問いかけを行っている物語だ。 国際社会の中での日の立ち位置への疑問や、若い世代に漂う将来への閉塞感。第2次大戦を終え、成長を続けてきた日は、いま立ち止まり、過去の意味と未来を問おうとしているように思える。作者のかわぐちかいじ氏は、まさに戦後、つまり現代の日を作ってきた団塊世代でもある。かわぐち氏が『ジパング』に託して、今の日に語りたいことをじっくり聞いてきた。 【かわぐちかいじ氏プロフィール】 かわぐちかいじ 1948年広島県尾道市生まれ。68年「ヤングコミック」誌にて『夜が明けたら

    『ジパング』のかわぐちかいじが問う「戦後」:日経ビジネスオンライン