「デジタル放送の録画に補償金は不要」――電子情報技術産業協会(JEITA)は2月13日、Blu-ray Disc(BD)メディアとBDレコーダーに対する私的録画補償金の課金を盛り込んだ政令(著作権法施行例)の改正案について、文化庁に提出したパブリックコメントを公開した。「改正案は支持できない」と反対している。 BDを補償金の課金対象に指定する政令の改正は、昨年6月、文部科学省と経済産業省が「ダビング10」実施に向けた措置として合意していた。 JEITAは両省の合意文書を公開。合意文書は、「無料デジタル放送の録画補償金の扱いについて、関係者が短期間で合意できる状況ではない」ことを前提に、「現行のBDレコーダーがアナログチューナーを搭載し、アナログ録画が可能であることを踏まえ、暫定的な措置としてBD機器とメディアを政令に追加する」とある点に着目し、(1)補償金課金は、アナログ放送のBD録画に限