価格比較サイトを運営するカカクコムは、景気後退により買い控えが鮮明になりつつある消費者の「買い物を失敗したくない」という心理をすくい上げ、右肩上がりの成長を続けている。安田幹広取締役COOは「商品に対する消費者の目は鋭くなる傾向にあるが、これは追い風だ」と言い切る。 景気の悪化により消費者が買い控えの傾向にある中、インターネットの特性を生かした購買支援サイトの運営で成長を遂げているのがカカクコムだ。購買行動を起こすための情報を価格比較や口コミの形で提供するビジネスモデルが受け、同社が運営するグループサイトは2008年11月現在、月間2747万人(前年同月比42.6%増)の利用者を集めている。「景気減速によって消費者の目は鋭くなっているが、これは追い風」と自信をのぞかせるカカクコムの安田幹広取締役COOに、成長の原動力や今後の展望を語ってもらった。 ITmedia 2008年を振り返っていか