緊急事態宣言、現時点での効果をどう見るか? 「ここが我慢のしどころです」緊急事態宣言が出た後で、ゴールデンウィークが始まりました。これまでの成果をどのように見て、GWをどう過ごしてほしいのか、専門家会議の岡部信彦さんに聞きました。 専門家会議の構成員の一人で、国際的な新興感染症対策のスペシャリスト、川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦さんに現状の評価を解説していただきました。 ※インタビューは4月25日夜にZoomで行われ、話した内容はその時点の情報に基づいています。 緊急事態宣言後の対策の効果は?ーー緊急事態宣言が4月7日に出て、まだ途中段階でデータも十分ないことはわかっていますが、これまでのデータを見て行動制限などは感染拡大の防止に効いていそうでしょうか? 4月22日の専門家会議提言でも少しデータを出していらっしゃいましたね。 8割おじさんこと北海道大学の西浦博さんがデータを出して、どれ
「宇宙はほんっとにいいところですよ~肩こりはなくなるし腰痛もなし。夜はよく眠れるし、宇宙食は美味しい。宇宙はこんなにいいところなのか、帰りたくないと思いました」 168日間の宇宙長期滞在を終えた金井宣茂飛行士は、こう語る。宇宙での生活は普通だったのが逆に驚きだと。お医者さんである金井さんの言葉は説得力があり、宇宙がぐっと身近になる。DSPACE取材班は金井飛行士に単独インタビューを行い、私たちが宇宙に行く時代に備えて、金井流「宇宙の楽しみ方」を聞きました! 宇宙酔い対策は? —宇宙飛行の前は色々心配していたそうですが、何を心配していましたか? 金井: 宇宙酔いがひどくて仕事ができないのではないか、(無重力状態になって)体液が上半身に集まると頭がもやがかかったようになってシャープな思考ができないのではないか、ずっと鼻づまりだったらさぞ不快だろうとか、それこそトイレの使い方。たくさん訓練したけ
今年10月以降、金井宣茂宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に飛び立つ。金井飛行士と言えば、以前の記事(コラム参照:臆病な宇宙飛行士、悔し涙の日々を乗り越えて—金井飛行士インタビュー①)で紹介した通り、元海上自衛隊の潜水医官(だから自己紹介では「潜りの宇宙飛行士」と笑いをとる)、おばあちゃん子で折り紙が得意、臆病で用心深い。弓道・合気道で鍛錬し愛読書は宮本武蔵の「五輪書」と、かなり個性的な宇宙飛行士だ。 金井宣茂宇宙飛行士。実は日本で初めて眼鏡をかけて選抜された宇宙飛行士でもある。「眼鏡をかけていて訓練で困ったことはありませんか?」と聞くと「あまりないですが、船外活動訓練の時にヘルメットの中でメガネが曇ったりすることはあります」その時はこんな風にするんですよ、と眼鏡をちょっと下にずらして見るテクニックを披露してくれました。 この3月に日本に一時帰国。DSPACEで単独インタビューさせ
昨年、142日間の宇宙飛行を成功させた油井亀美也JAXA宇宙飛行士が、2月に日本に帰国。DSPACEは単独インタビューすることができました!奇しくも取材日は、約1年間の宇宙滞在を終えスコット・ケリー飛行士とミカエル・コニエンコ飛行士が地球に帰還した日。宇宙船から抱えられて出てきたケリー飛行士はとても元気でしたが、もし、着陸地が火星だったら?宇宙飛行士たちが1年近く宇宙船の無重力状態で過ごしたあと、火星に着いても誰も助けてはくれません。自力で宇宙船から出て、仕事を始めないといけないのです。そうした事態も想定した様々な身体テストが始まっていて、油井さんは抜群の結果を出しNASAの研究者らを驚かせたというのです。 2015年12月11日、宇宙から帰還したばかりの油井亀美也飛行士。この直後から厳しいテストが始まっていたのです。(提供:JAXA/NASA/GCTC/Andrey Shelepin)
2017年11月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在することが決まった金井宣茂JAXA宇宙飛行士。前回は自ら「臆病で用心深い」と語る親しみやすさ全開の素顔を紹介しました。今回は、そんな金井さんが熱く、饒舌に語る宇宙での身体の変化や、将来の宇宙探査に備えた宇宙医学のお話。宇宙に行くと視力が変化するって知ってましたか? 宇宙で目が良くなる?悪くなる?—宇宙での身体の変化を網羅的に調べる —記者会見で宇宙に行くと身体が様々な変化を起こすが、地上に帰ってからもとに戻るものと戻らないものがあると言われていましたね。戻らないものとは具体的になんですか? 金井: ISSで長期滞在が始まるようになってから宇宙飛行士の目の奥をよく調べると、たとえば断層撮影では目の後ろがぺったんこに平坦化している。乳頭浮腫と呼ばれる目の奥がむくむ変化が起きていることがわかりました。何が原因かはよくわかっていません。 (無
〈現在はJAXA宇宙医学研究センター長として、宇宙での医学実験や飛行士の健康管理を行う部門を率いている〉 人類が宇宙を目指す上で興味深い課題の一つは重力の問題で、重力の違いによる遺伝子の発現の違いやメカニズムを調べると面白いと思います。例えば、私たちの体は地球の1Gの重力に合わせているが、それが最適かは分かりません。月面などの異なる重力の下で現れるポテンシャル(潜在力)があるかもしれません。宇宙で骨や筋肉が弱くなることは、半年程度の滞在なら薬や運動で克服しつつあります。一方、飛行士の精神心理や宇宙放射線の問題の克服、地球との通信に片道20分かかるような火星での遠隔医療は、かなり難度の高い課題です。 人間は本質的に、外はどうなっているのだろう、行ってみたいと思うエクスプロレーション(探検)の種を持っています。車や鉄道、飛行機が発達し、そしてロケットでついに重力を振り切って3次元的に移動可能に
〈群馬県館林市生まれ。14歳で都内の中学に転校するまでを過ごした〉 一番長く住んだのは米ヒューストンですが、今の私を形成したのは群馬の大地と、そこに住む人間のコミュニティー。暖かいけど冬が厳しい大地で、父母、親戚だけではなく、うるさいくらいおせっかいな近所のおじさん、おばさんがいて、子供たちがワイワイガヤガヤ。みんな貧乏で、父母も必死で働かないといけませんでした。ご飯は大皿料理みたいに何人分か分からない量を作り、それを近所の子もうちで食べたり、逆に私もよそで食べたり。昭和のよき時代で楽しかった。 4人きょうだいの長女で、弟や妹を引き連れていました。近所の小学生から中学1年生くらいまでが一緒に遊んでいて、私は世話役。男のおみこししかなかったので、町内会長のおじさんに、女の子のおみこしを出すべきだって交渉して、作ってもらったり。 〈小学5年生のとき、作文に医師になりたいと書いた。志を貫き、慶応
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睡眠はとても日常的な「行動」だ。特別な事情がない限り、誰だって毎日眠る。でも、そんな当たり前の睡眠なのに、日本人の5人に1人が問題を抱えているらしい。何が問題なのか。どうすればぐっすり眠れるのか。その答えを探しに国立精神・神経医療研究センターの三島和夫先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 眠らなくなった日本人 2012年12月3日 第2回 体内時計25時間はウソだった! 2012年12月4日 第3回 理想は8時間睡眠もウソだった! 2012年12月5日 第4回 目からウロコの不眠症治療法 2012年12月6日 第5回 世界初!睡眠・覚醒リズム障害の原因を解明 2012年12月7日 第6回 健やかな睡眠のための12の指針 2012年12月10日 第7回 “働くママ”の子の約半数が22時以降に寝るという事実 2013年3月11日 第8回 寝不足の子どもは多動や学習
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