WAN 企業の3分の1がWANの構成を見直し コスト削減策として,WANの見直しを実施した企業も多い。WANを別サービスに乗り換えたという比率は25.0%,WANを集約したが9.5%,WANの帯域を下げたが4.1%(前回を参照)。重複を除くと33.8%の企業が何らかの方法でWANを見直している。従来は,信頼性の高さから広域イーサネットやIP-VPNを利用する企業が多かったが,より低価格なエントリーVPNやインターネットVPNに切り替える企業も増えている。今回の調査では,幹線系でのインターネットVPNの利用率は48.7%となり,IP-VPNを抑えてついにトップに躍り出た(図1左)。 化学製品製造のADEKAは,広域イーサネットで構築していた社内ネットワークを2008年10月に全面刷新した。情報系の網では,アクセス回線にBフレッツを使い,レイヤー2(L2)の閉域網で接続するVPNサービス(サー