それでは、挿絵に何が描かれているか解説します♪ ※国会図書館の画像を利用しています。 国立国会図書館デジタルコレクション - 好色一代女. 巻4 19ページ目です。 まず、右ページには、奉公先に向かって歩く姥[左]と一代女[右]が描かれています。 姥は綿帽子を被っています。年配の女性が綿帽子を被って描かれることが多いです。 左ページは奉公先の家で、本文中に「下男は台唐臼」とあるように、台唐臼を踏む下男[下働きの男]が描かれています。 それにしても、この挿絵、何か違和感を感じませんか? そう、何か殺風景なんですよ。 他の章の挿絵に比べて、背景があまり書き込まれてなく、描かれている人物の数も少ないんですよねえ。 ここで少し話がそれますがが、この時代の作品で、「男色」と言えば「男同士の色恋」、「女色」と言えば「男女の色恋」を意味します。 あれ?「男同士の色恋」が「男色」なら、「女同士の色恋」は「
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