朝日新聞デジタル：患者６割効果の花粉症新薬、保険適用へ 福井大など研究 - 社会スギ花粉から作られたエキス。舌の下から吸収させて使う＝永平寺町の福井大学病院 【小堀龍之】福井県内でスギ花粉が飛び始め、花粉症患者にはマスクを外せない憂鬱（ゆううつ）な春の訪れを告げている。しかし朗報もある。今春とはいかないが、６割の患者に効果が期待できる新薬が、近く保険適用される見込みだ。 スギ花粉のエキスを口の中から吸収して少しずつ体を慣らし、花粉症の根治を目指す免疫療法が、近く保険適用される見通しだ。福井大学などが治療法を研究中で、製薬会社が昨年末に新薬の認可を国に申請した。 福井大の藤枝重治教授は２００４年から、スギ花粉症患者に「舌下免疫療法」を試験してきた。花粉症は、体の免疫が過剰反応して起きる。免疫療法は、薄い花粉エキスを舌の下から吸収して徐々に慣らし、アレルギー反応を起こさなくして根治を目指す方法だ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登
