ノートパソコンを買うと必ず付いてくるのが「ACアダプタ」という付属装置。これがなければ携帯性が高まるのに、そうはいかない。コンセントから来る電力は交流(AC)で、パソコンの中で使う電力は直流(DC)のために、アダプタで変換する必要がある。なぜそんな面倒な仕組みになっているのか。 セミナー1日目:電力を表す基本単位「kW」と「kWh」 海外のロックミュージックが好きな人であれば、「AC/DC」というバンド名と、ACとDCの間に電流が走るロゴマークは、たぶんご存じだろう。演奏時の音量が大きいために、掃除機に付いていたAC/DCのマークがバンド名の由来になったとも言われている。 最近の電気製品ではACやDCと書かれているものはアダプタを除けばあまり見かけなくなった。多くの電気製品が直流(DC=Direct Current)を使って動くので、わざわざ明記する必要がないからだろう。 ただしオフィスで
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