25日午前10時20分ごろ、愛知県蒲郡市清田町の安楽寺で、本堂が燃えていると墓参りに来た人から知らされた住職の家族が119番通報した。蒲郡署や蒲郡市消防本部によると、同日深夜の段階でも鎮火せず、本堂は全焼状態だという。けが人はいなかった。 住職の家族が同日午前9時半ごろ、本堂北側の畑に穴を掘り、木の枝を燃やしていたといい、同署で出火原因を調べている。 市観光協会のホームページなどによると、この寺は、徳川家康の母・於大(おだい)が2年ほど暮らすなど徳川家にゆかりがあり、古文書など多くの文化財を所蔵している。燃えた本堂は1630年に改築されたという。